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人気急増中!妊活にルイボスティーは効果ある?【研究機関から解明】

人気急増中!妊活にルイボスティーは効果ある?【研究機関から解明】

ルイボスティーを愛飲している方も多いことでしょう。スーパーや百貨店などにもルイボスティーを販売している店舗がいくつもありますから、一度は飲んだことがあるという人も多いのではないでしょうか。

ところでルイボスティーが妊活に効果があるというのはご存知でしたか?ルイボスティーを飲むことで不妊症に悩んでいた人が妊娠できたという実体験が急増しています。

もしかしたらあなたも妊活に取り組んでいるおひとりかもしれません。

妊活に良いといわれているルイボスティーですが、いったいどんな効果があるのか、飲む際の注意点なども知っておけば、安心して妊活に活用できるはずです。

※この記事では権威あるサイト国立健康・栄養研究所「ルイボス」を参考にしています。

妊活・妊娠中・産後のママに人気のルイボスとは?

ルイボスティーは南アフリカ原産のルイボスと呼ばれる植物を原料にしたお茶のことを指します。いわゆる茶葉を使用したお茶とは異なり、マメ科の低木樹ルイボスの葉を乾燥させて製造したのがルイボスティーです。

ルイボスは茶葉を発酵させて作る紅茶や烏龍茶などとは異なり、種類の異なる別の植物の葉を原料にしているため、カフェインを含みません。つまりカフェインに敏感な人も安心して飲めるカフェインフリー飲料なのです。

ルイボスは南アフリカの先住民たちの間で広く飲まれてきた飲み物で、若返りのお茶と呼ばれるほど体の代謝を促し、若さを保つのに役立つ効能を有しています。

その理由としてルイボスにはSODと呼ばれる酵素が含まれていることが関係しています。

ここでワンポイントSODとは、酵素の一種で体の老化を進める活性酸素を抑える働きのある酵素です。体内の老廃物を除去するだけでなく、代謝機能を高めることで、血流を促進し、健康な体を作るのに役立つ効果があります。妊婦たちの間で人気の理由はそこにあるのです。

南アフリカ原産のルイボスティーは宗主国であったイギリスに紹介され、ヨーロッパ人の間で人気を博すようになります。

カフェインを全く含まないため、就寝前でもティータイムを楽しめるのが注目を集め、特にお茶を珍重するイギリス人の間に瞬く間に広まっていきます。

日本にルイボスティーが渡ったのは今から四半世紀ほど前。つまりまだ日本では新しい部類のお茶に属します。

ほのかな甘いフレーバーのあるルイボスティーは安眠を促進するだけでなく、代謝も高めてくれるので、健康志向の日本人に広く受け入れられるようになりました。

近年妊活中の方にも愛飲されるようになったため、これから妊活を始める方からの注目がますます高くなっているのです。

ルイボスティーは私の周りでも飲んでいる人が多いわ。

カフェインが含まれておらず、寝る前にゆっくり飲めることから人気を集めているな。

ルイボスティーの働きについて

ルイボスティーにはどんな働きがあるのでしょうか。その答えを知るには、まずルイボスティーに含まれる栄養素を把握する必要があるでしょう。

ルイボスティーには抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールは体内にたまった活性酸素と結合し、無毒化してくれます。活性酸素は老化を早めたり、さまざまな病気を引き起こしたりと人体にとっては負の面しか持ちません。このような要素をルイボスティーは帳消しにしてくれるのです。

しかもルイボスティーにはもともとカフェインが含まれていません。

今でこそコーヒーからカフェインを抜いたデカフェが人気ですが、人工的にカフェインを抜く作業が必要なく安心して飲めるのがルイボスティーならではの特徴です。

カフェインを含まないというのは人体にとってどのような影響があるのでしょうか。カフェインには興奮作用があるので、心身に少なからず影響を与えることがわかっています。

注意してね!心身を興奮させるカフェインを摂取し続けると精神のバランスを崩す恐れさえあるのです。

またカフェインは粘膜を荒らしてしまうという負の面もあります。胃や腸の粘膜があれると消化吸収がうまくできなくなるため、栄養素を適切に摂取することができなくなります。

ルイボスティーにはカフェインが含まれていないので、妊活に必要な栄養素をすんなり吸収できるようになるのです。

ルイボスティーにはミネラルが豊富に含まれています。お茶なのに栄養価が高いということを聞いて驚かれる人もいるかもしれませんが、ルイボスティーはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを含んでいるので、健康な骨格を作り上げ、肌のターンオーバーを促進します。

なぜ妊活にルイボスティーは推奨されているの?

ルイボスティーはお茶の一つですから、どうしてお茶が妊活にいいのだろう、と不思議に思われるかもしれません。単なるお茶が妊娠を促進させるなんて考えられない、そう思う方もいることでしょう。

そもそもなぜルイボスティーが妊活に推奨されているのか、その理由はルイボスティーの抗酸化作用にあるといえます。

先ほどもルイボスティーには抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれていることを説明しました。

ポリフェノールは赤ワインやチョコレートなどにも含まれていますが、妊活中はできるだけアルコールを避けたいと考える方も少なくありません。

チョコレートも有効ですが、やはり刺激性が心配だと感じる方もいることでしょう。

ここでワンポイントルイボスティーはノンカフェインで、しかも他の刺激物は一切含まれていないので、いわゆる健康重視の方でも安心して飲めるという特徴があります。

朝はもちろん、夜の就寝前でも飲用できます。健康志向の方にうってつけなのがルイボスティーなのです。

妊活にルイボスティーが役立つといえるポリフェノールの力はどれほどなのでしょうか。抗酸化作用があるので、体の各機能の老化が防げます。

つまり妊娠に必要な卵子の老化を防ぐことができるのです。つまり若々しい卵子を育成するのに役立つので、妊娠しやすくなるといえるのです。

ルイボスティーには亜鉛も含まれています。亜鉛は男性の精子の生産に寄与する栄養素ですが、女性にも必要なミネラルです。亜鉛は実は女性ホルモンの生産を促進する働きがあります。

ここでワンポイント女性ホルモンの分泌が盛んになると、生理周期が安定するので妊娠しやすくなるのです。妊活中の男性、女性双方が飲めるのがルイボスティーです。

妊活にルイボスティーは本当に効果あるの?

妊活に良いとされるルイボスティーですが、実際の臨床試験などの結果はどのようになっているのでしょうか。実のところルイボスティーの効果については、臨床試験などで安全性や有効性に関する調査がされていないのが実情です。

例えば、ルイボスティーには食物繊維が入っているので慢性的な便秘に効果があるといった紹介がありますが、実際にそのような効果があるかどうかについては、医学的な確証が得られているわけではないことをお伝えしたいと思います。

これはルイボスティーに含まれる栄養素などのデータが有効ではないということを言っているわけではないのですが、いわゆる公的な機関による確証が得られていないため、公的に認可された状態で明らかに何らかの効果があるということは言えないのが実情なのです。

しかしながら個人レベルによる研究が進んでいるため、ルイボスティーにはさまざまな可能性が秘められていることが明らかになっています。

例えば日本の医学博士による研究によれば、ルイボスティーにはフラボノイドが多数含まれていることが確証されています。

フラボノイドはアレルギー疾患を緩和したり炎症を抑えたりといった効果がある物質ですが、ルイボスティーにはいわゆる鎮痛剤で用いられるのと同じ種類のフラボノイドが含まれていることがわかっています。

さらに活性酸素に関する研究では、試験管内における活性酸素がルイボスティーを注入することで大幅に減少したことが証明されています。ただし、これは厚生労働省が認可する公的機関ではまだ確証されていません。

ルイボスティーは効果がないの?

難しいところじゃな。国が効果を認めるのは確実に効果があるときじゃから簡単には認められないのじゃ。

ルイボスティーを飲むメリット・デメリット

妊活に効果があるとされるルイボスティーですが、妊娠中や授乳期は健康に特に注意を払いたいと思うものです。

また母胎内の赤ちゃんが健やかに成長するためにも、赤ちゃんに悪影響を与えるものは極力避けたいものです。

ルイボスティーを飲むことでどんなメリットやデメリットがあるかを良く理解しておけば、妊活中にルイボスティーを飲んでも大丈夫かどうかはっきり理解できます。

ネット上にはさまざまな情報がありますから、その中で正しい情報を入手することも大切です。

科学的な根拠に基づいてメリットやデメリットを調査しましたので、安心して妊活に励めるようあなたの助けになることができれば幸いです。

【メリット】妊活のために飲んでおいて損はない

ルイボスティーを飲むことにはどんな利点があるのでしょうか。ルイボスティーを飲むことによるメリットを理解するなら、あなたの状況に合わせて最適な方法でルイボスティーを飲めるはずです。

メリットの一つはカフェインフリーであるという点です。カフェインには覚醒作用があり、健康な人が摂取する場合、仕事や勉強に集中しやすくなるなどのメリットがありますが、これは妊婦にとってデメリットになります。

カフェインが入っていないことで、胎児に対する悪影響を排除できるのは何よりのメリットと言えるでしょう。カフェインは微量でも胎児に影響を与える可能性があることが分かっています。

だからこそカフェインフリーのルイボスティーは飲んでも損がないと言えるのです。

別のメリットとして、ミネラルがルイボスティーに含まれているという点が挙げられます。胎児の健やかな成長にミネラルは欠かせません。

授乳期には赤ちゃんに与える母乳の質をより考えることでしょう。

ミネラルは母乳の質を高めるため、赤ちゃんが健やかに育つようサポートする役割があります。免疫力を高め、病気にかかりにくい体を作り上げるのに貢献してくれます。

赤ちゃんの成長を見守る両親にとって願っても無いことではないでしょうか。

ここでワンポイントルイボスティーに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があることが分かっています。母体を若々しく保つことは、胎児の成長に欠かすことができません。病気にかかりにくくしてくれる作用もあるので飲んでいて損はないことがわかります。

【デメリット】過剰摂取に注意!

ルイボスティーを飲むことによるデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。基本的にルイボスティーによる副作用は報告されていません。

過剰摂取に関する注意喚起をしている情報を見かけますが、どの程度信頼できるものなのでしょうか。

健康食品やサプリメント全体に言えることですが、健康に役立つからといって摂りすぎるとかえって体に悪い影響を与えるというのは良くあることです。ですから適量を摂取することが大切なのです。

例えばルイボスティーにはカリウムが含まれています。

カリウムを摂取することで毒素の排出が促進されるわけですが、カリウムを摂りすぎると高カリウム血症と呼ばれる病気を引き起こすことがあります。

高カリウム血症はカリウムの過剰摂取が原因ですが、ルイボスティーに含まれるカリウムは微量で、しかも1日に100杯以上も飲むといった極端な飲み方をしない限り健康に影響が出る心配はありません。

カルシウムもルイボスティーに含まれるミネラルの一つです。カルシウムを摂取することで母体の強い骨格を作り上げることに加えて、胎児の骨格形成にも役立ちます。それでもカルシウムを摂取しすぎると悪影響を及ぼすことがあります。

その一つがカルシウムの摂取過多による尿管結石です。カルシウムには凝固作用があり、過剰摂取により尿管内にカルシウムの結晶が形成されます。

尿管結石は激しい痛みを伴うため、できればなりたくない病気です。

ルイボスティーを飲むと尿管結石になる可能性がどれほどあるのでしょうか。実際には先ほどのカリウム同様多量に飲み過ぎてしまった場合に発症が考えられます。

ただし実際に尿管結石を引き起こすほど飲むケースというのはまず考えられません。

結局、ルイボスティーは飲んでも問題ないの?

1日1杯程度であれば危険性はないから安心するのじゃ。ただし、サプリからカリウムやカルシウムを摂っている場合は過剰摂取になるかもしれんから気をつけるのじゃぞ。

妊娠中・授乳中はノンカフェインだから飲んでも安全?

妊娠中や授乳中は食品やサプリメントの摂取などに特に気を使いたいものです。妊娠中に摂取する栄養素によっては赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性が考えられるからです。きっと食事をとる際にも十分気を使っていることでしょう。

注意してね!ファーストフードやジャンクフードは妊娠中や授乳期には避けたい食品類です。コレステロールが多く含まれるため、高脂血症などを発症する恐れがあります。

これらの食品はあくまで一例にすぎませんが、ルイボスティーについてはどのようなことが言えるのでしょうか。

ルイボスティーは副作用に関するデータが存在しません。これは安全性がきわめて高い飲み物であることを裏付けています。安全性が高い分、妊活に最適なミネラルなどを含むルイボスティーに人気が集まっているのです。

ルイボスティーには活性酸素を除去するポリフェノールが多量に含まれています。これは健康な体づくりには欠かせない栄養素です。

赤ちゃんを育てるのに健康は必要不可欠な要素ですから、ルイボスティーは最適な飲み物と言えるのです。

ルイボスティーには心身を安定させる効果もあります。ティータイムにルイボスティーを飲みながらリラックスすることは、胎児にとっても良い効果があります。なぜなら母親のストレスは胎児も感じ取るからです。

以上のことを考えると、妊娠中や授乳期にルイボスティーを飲んだとしても影響を気にする必要はほとんどないことがわかります。安心して飲めるというのは嬉しい情報ですね。

ルイボスティーは1日どれくらい飲めばいい?上限は決められている?

ルイボスティーには副作用がないとはいっても適量を飲むようにしたいものです。ルイボスティーの表示を見てもどれくらいが適量かについての記載はありませんから、何杯飲むのが良いかわかりにくいと感じるかもしれません。

ルイボスティーの適量とは妊婦や授乳期の場合であれば、1日あたりで3杯程度と考えてください。健康に良いとはいっても、過剰に飲みすぎてしまうと水分を摂りすぎてしまい、下痢などを起こしてしまう可能性があるからです。

ルイボスティーを飲むのに最適な時間帯というのは特に決められてはいませんが、一般的に食事の後や就寝前に飲むのが最適です。

もしカフェインの摂取を控えるためお茶やコーヒーを飲まないようにしているのであれば、午後のティータイムなどに飲むこともできるでしょう。

ルイボスティーには心身を安定させる効果があり、温かいルイボスティーを飲むことで体を温め血流を改善できます。血流が良くなると代謝が上がるので健康な体作りに役立ちます。

ルイボティーはそのまま飲んでも美味しく頂けますが、より妊活に効果的なルイボスティーの飲み方をご紹介します。

1日3杯以上の飲みすぎには気をつけないといけないんだね。

そうじゃよ。水分の摂りすぎは下痢をまねくから飲みすぎには気をつけるのじゃぞ。

ルイボスティーのおすすめの飲み方

ルイボスティーをより楽しく飲むためにどんな飲み方があるのかを知っておくと、続けやすくなります。おすすめの飲み方をいくつか取り上げますので、気に入った方法を試してみてください。

ストレート

ルイボスティーを飲むもっともスタンダードな方法がストレートで飲むことです。

ティーバッグをティーポットやマグカップにセットしてルイボスティーを抽出します。ほのかな甘みと香り高いルイボスティーが心身をリラックスさせてくれます。

アイスティー

夏は冷たい飲み物が美味しく感じます。ルイボスティーもアイスで楽しめます。ティーポットでルイボスティーを作ったらグラスにたっぷりの氷を入れて、一気に注いでください。

ホットルイボスティーとは違ったさわやかなティータイムを楽しめます。

アイスルイボスティーは口当たりが良いので飲みすぎてしまう可能性があります。冷たいものを飲みすぎてしまうと体にかえって良くありません。もしアイスティーを楽しみたい場合は1杯程度にしておくことをお勧めします。

ジンジャールイボスティー

ルイボスティーと生姜は相性がよく、ルイボスティーの効果を高めるのに役立ちます。生姜は血流を改善させる効果に加えて免疫力を上げる効果もあるので、妊娠中や授乳中の方に最適な食品の一つです。

ジンジャールイボスティーの作り方はとても簡単です。まずはルイボスティーをティーポットで抽出しましょう。生姜はあらかじめすりおろしておきます。チューブタイプの生姜を利用しても構いません。

ルイボスティーが出来上がったら、そこにすりおろした生姜を入れてください。お好みで砂糖を加えることもできます。これだけで美味しいジンジャーティーが出来上がります。

まとめ

ルイボスティーは、カフェインフリーでしかも副作用がほとんどない飲み物です。しかもポリフェノールを含み抗酸化作用の高い健康食品の一つです。

妊活中の方であれば、健康維持に特に注意をしますから、ルイボスティーは最適な飲み物です。

ルイボスティーに関する公的な研究は発展途上の状態ですが、個人の研究機関による研究は行われていて、ルイボスティーの栄養価や効果の高さが裏付けられています。

妊娠中は胎児に与えうる悪影響を避けたいと思うはずですので、ルイボスティーが役立ちます。

ルイボスティーは飲み過ぎなければリラックス効果があり、心身を安定させ育児に貢献してくれます。

いくつかの飲み方を紹介しましたが、自分の好みに合った飲み方をチョイスしてみるのも良い方法です。

  • ルイボスはカフェインが含まれていない
  • 副作用なく安心して飲める
  • ただし、飲みすぎには注意が必要
  • 栄養価の高さや成分に期待できる