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衝撃的!妊婦・授乳婦は亜鉛を不足しやすい!?意外と知らない危険

衝撃的!妊婦・授乳婦は亜鉛を不足しやすい!?意外と知らない危険

ミネラルというと鉄分やカルシウムばかりがその必要性を唱えられがちですが、妊娠中においてはこれらの栄養と共に亜鉛の摂取についても気を遣っていかなければなりません。

亜鉛は生体内において様々な反応に寄与する栄養であり、妊娠中においては赤ちゃんの発育においても非常に重要な役割を担います。

またお母さんの健康を維持していくためにも欠かせないもので、健やかな妊娠・出産のためには不足があってはならない栄養です。

亜鉛が不足すると赤ちゃんは発育の面で、お母さんは特に食生活の面において大きな影響を受けることになりますから、発育のトラブルに陥ることが無いよう、亜鉛がどれほど大切な栄養であるかを学んでいってください。

亜鉛とは?どんな働きをする?

亜鉛はたんぱく質やDNA、ホルモンの合成、免疫調整などの働きを担っています。また味覚に大きく関与し、亜鉛が不足すると味覚障害に陥るなど食事に関してはとても大切な役割を持つ栄養です。

遺伝子発現、たんぱく質合成など、細胞の成長と分化に中心的役割を果たしています。

妊娠中においては赤ちゃんの発育においてDNAやたんぱく質の合成といった部分において非常に重要であり、さらにお母さんの身体においては亜鉛が不足すると味覚障害が起きて、食事を楽しめなくなるといった問題が出てきます。

また免疫力の面においてもこれが弱まることで様々な感染症のリスクが高まりますから、亜鉛が不足することはお母さん、赤ちゃんの両方において大ダメージを受けることになるのです。

鉄や銅の吸収を助けるなど他の栄養をサポートする役割も果たしますので、健康全般において亜鉛というのは非常に重要な存在と言えます。

産後も亜鉛は積極的に摂ったほうがいいの?

妊娠中はもちろん産後においても同じことが言えますから、亜鉛が不足することの無いよう努めてください。

妊娠から産後まで亜鉛を摂るべき理由

亜鉛が担う役割は、胎児の発育と生命維持、お母さんの強い身体の維持という、母子両面においてとても重要なものです。

亜鉛が不足することで健やかな妊娠・出産には非常に大きな影響が出ますから、常日頃から充分な量を補えるよう努めていかなければなりません。

特に妊娠中においては赤ちゃんに優先的に栄養が送られることになるため、お母さんはそのせいで自らに必要な栄養が不足しないよう努めることも必要です。

亜鉛は非妊娠時であればそう不足することが無い栄養ですが、妊娠中には楽観的に考えてしまうのは危険と言わざるを得ません。亜鉛の重要性についてはよく理解し、不足には充分気をつけていきましょう。

胎児や乳児の発育や生命維持に必要

妊娠中に亜鉛が不足すると、胎児の発育に影響が出ると言われています。また乳児においても同じことが言え、発育が遅れたり低身長などに悩まされやすくなるといった心配があるため、気をつけなければなりません。

特にお腹の中にいる胎児の段階では、ママの身体から直接栄養をもらうしか方法がありません。亜鉛は細胞分裂を助ける働きもあることから、不足することで低体重、低身長、発育不全などのリスクが出てきます。

亜鉛が不足すると、たんぱく質やDNAの合成がうまく行えなくなり、成長障害が起こります。また、亜鉛は味を感じる味蕾細胞の産生に必須であるため、亜鉛不足になると味を感じにくくなる味覚障害になる可能性があります。そのほかに、貧血、食欲不振、皮膚炎、生殖機能の低下、慢性下痢、脱毛、免疫力低下、低アルブミン血症、神経感覚障害、認知機能障害などのさまざまな症状が現れます。

未熟児の可能性も出てくることになり、出産時にも生死のリスクを負いかねない問題になってきますから、そう考えると亜鉛がどれだけ重要な栄養であるかがわかるでしょう。

産後においては赤ちゃんは母乳から亜鉛を摂取することになりますが、産後3ヶ月というのはこの母乳に含まれる亜鉛の量も減ると言われています。

免疫機能の維持

妊娠中はもちろん、産後においてもお母さんの身体の健康というのは赤ちゃんに対して非常に大きな影響を与えます。亜鉛は免疫機能を高める役割を持っていることから、健康維持の面では土台を支える役割となってくれる栄養であるとも言えます。

お母さんが風邪などをひき体調を崩せば、赤ちゃんにとってもダイレクトに影響を受けることになります。

健康管理に問題が起き体調を崩すと同時多発的に様々な箇所に不調が出てきやすくなりますから、亜鉛不足は赤ちゃんの発育そのものを脅かすことになるのです。

出産後も亜鉛が必要って言ってたけど、産後も必要なのはなんでなの?

出産後の赤ちゃんにとっても亜鉛は引き続き欠かすことができない栄養で、産後1週間ほどの母乳には赤ちゃんの免疫機能を高めるべく大量に亜鉛が含まれるようになります。

お母さんの身体が亜鉛不足であると赤ちゃんが母乳から摂取することになる亜鉛は減りますし、また赤ちゃんに優先的に送られることでお母さん自身の亜鉛も不足してしまうので、そういったことの無いよう進んで摂取をしていかなければなりません。

産後はお母さんも出産で体力を使い果たし非常に身体が弱っていますから、免疫力の低下で健康を害することの無いよう気をつけていくことも大切です。

亜鉛が不足しやすい人

亜鉛はそもそも普通に食生活を送っていれば不足する心配はほとんどない栄養ですが、妊婦や授乳婦、また母乳だけで保育されている月齢の高い乳児においてはその例外で、亜鉛が不足しやすい傾向にあります。

この時期は摂取する亜鉛が不足するというよりも、必要とされる亜鉛の量が増えることが原因となるため、妊娠中、産後、出産後の赤ちゃんについては意識して、必要な量の亜鉛を摂ることを心がけていかなければなりません。

妊婦と授乳婦

妊娠中においては赤ちゃんの細胞分裂が活発であることから亜鉛が大量に消費され、そのために亜鉛不足に陥りやすい傾向にあります。また授乳婦については産後一週間は特に母乳中に含まれる亜鉛の量が多くなるので、やはり亜鉛が不足しがちです。

優先的に赤ちゃんに使用されてしまうため、積極的に亜鉛を摂っていくことを心がけないと、すぐに欠乏症になってしまうということは理解しておきましょう。

注意してね!授乳婦は赤ちゃんの亜鉛必要量が高まることから非常に欠乏症になりやすいので、気をつけてください。

亜鉛は必要量を補うために大変な量の食事を摂らなければならないといったわけでは無く、意識して摂取を心がければ充分間に合わせることができますから、心がけ次第で充分リスクを回避していくことはできます。

妊娠中においては妊娠時に亜鉛の摂取数値がギリギリであると、あっという間に欠乏症になってしまう恐れがあります。

欠乏症を防ぐためには妊活時から意識して必要な亜鉛の量を摂取していくということで解決を図っていくことができるので、よく覚えておきましょう。リスクが高いということをきちんと理解し対策をしておけば、亜鉛不足に悩むこともありません。

母乳だけで保育されている月齢の高い乳児

生後4~6ヶ月までの赤ちゃんについては1日の必要量とされる2mgの亜鉛が母乳中に含まれているため、不足する心配はほとんどありません。

しかし生後7~12ヶ月の赤ちゃんについては1日に必要な亜鉛の量が3mgとアップするため、母乳に含まれている分だけでは充分な量を補うことができず、不足してしまいます。

つまり生後6か月を超えた赤ちゃんについては、母乳だけで育てていると自然と亜鉛不足になってしまうということです。

自然と亜鉛不足になってしまうんだ。不足しないためにはどうしたらいいの?

亜鉛不足を防ぐためには、亜鉛を含む月齢に相応する乳児用食品や調整乳を利用して対処していく必要があります。

妊娠中や生後半年まではお母さんの身体から得られる量で充分補っていくことができますが、それ以降の長期間となると母乳だけでは必要な栄養をカバーすることができません。

さらにそれが発育不全へと繋がっていくことにもなりかねないため、危機意識を持って摂取を心がけていかなければなりません。

産後の赤ちゃんの発育については母乳で育てたいと考えるかもしれませんが、赤ちゃん、お母さんの両方の健康を考えれば必要な栄養バランスがきちんと考慮された調整乳や食品を活用した方が間違いないとも言えるので、この点についてはよく心得ておきましょう。

妊娠から産後に亜鉛が不足した場合の症状

亜鉛不足は妊娠中から産後にかけて、それぞれの時期で現れる影響や症状に違いがあります。主に成長障害や免疫機能の低下、消化器官の不調などが起こりやすくなるので気をつけましょう。

亜鉛は優先的に赤ちゃんに送られることになるため、欠乏した場合は最初にお母さんに症状が現れます。

その時点でいかに早く気づけるかといったことが赤ちゃんの健やかな発育を守る重要なタイミングとなりますから、サインを見逃さないようにしてください。

もちろん、お母さんに欠乏症の症状が出ることの無いよう、摂取に努めていくことがまず何よりも大切なのも忘れてはなりません。母子共に健やかに過ごせるよう最善を期していきましょう。

赤ちゃんの成長障害

亜鉛はたんぱく質やDNAの合成など、発育の根幹的な部分において非常に大きな役割を果たす栄養です。そのため亜鉛が不足すると、赤ちゃんは成長障害を起こすリスクが非常に高くなります。

低身長や低体重といったことはもちろん、未熟児となってしまう可能性も高く、最悪の場合は流産といった生命維持にも問題が出てくるでしょう。

すくすくと育ってもらうためには妊娠中から充分な量の亜鉛を摂取していることが不可欠ですから、充分な摂取に努めていけるようにしてください。

産後についても赤ちゃんの健やかな発育には亜鉛が必要不可欠ですので、妊娠中に限らず子育てをしていく上では常に亜鉛は欠かせない栄養であるということを心得ておきましょう。

赤ちゃんが病気にかかりやすくなる

亜鉛は免疫反応の調節をする働きを担っているため、不足すると当然免疫力が下がってしまいます。

赤ちゃんはそもそも生後しばらくはお母さんから引き継いだ免疫力を備えているため、それほど病気にはなりにくいですが、妊娠中のお母さんが亜鉛欠乏症などで免疫力が下がっていれば、当然充分な免疫を引き継ぐことは難しくなってきます。

ここでワンポイント赤ちゃんは体力が無いことから、免疫力が下がり病気にかかると重症化しやすいといった問題を抱えています。

患う病気によっては一生の障害が残ってしまう恐れというのもでてきますから、こういったことを考えると亜鉛の力による免疫反応の調整力がいかに重要なことか分かるでしょう。

産後においては出産で体力を消耗することもあり、なかなか思うように赤ちゃんを気にかけてあげることが難しくなってきます。

妊娠中に亜鉛を充分量摂取しているか、また産後も必要量摂取できるよう対策を考えられているかが一つの別れ道になってくるので、この点についてはよく考えておかなければなりません。

母子共に健やかに妊娠、出産を乗り越えられるよう、亜鉛をしっかり摂取して免疫力を養っていけるようにしてください。

子供が下痢になりやすくなる

亜鉛が不足すると、消化器官の機能が低下し、下痢をしやすくなるといった問題も出てきます。赤ちゃんのうちは当然下痢ひとつでも身体には大きな負担となり、また必要なミネラルなども排出されてしまいますから、健康には大きな影響が出てしまうのです。

赤ちゃんのうちは薬などの服用も難しく、下痢などを起こしてしまうと大変に可哀想な思いをさせることになりますから、亜鉛については妊娠中、産後共に欠乏の無いよう気をつけてあげてください。

お母さんがしっかり亜鉛を摂っていることで赤ちゃんの健康も守られるということを心に留め、意識して栄養補給を行っていけるようにしましょう。母子共に健やかであるためにも、亜鉛はとても大切な栄養です。

亜鉛は普段の食事からどれだけ摂取できる?

亜鉛は非妊娠時であれば、基本的に普通の食事内容で必要量を充分補っていくことができます。しかし妊娠中や産後においては赤ちゃんの発育のために必要な量が増えるため、意識して摂取していかなければなりません。

そのためにはやはり亜鉛をどの程度摂取しなければいけないのかや、普段の平均摂取量についてまず知っておかなければなりません。基本的な数値を知っておくことは、必要な栄養を充分量摂っていくために大切なことです。

現段階でどれだけの亜鉛を摂取できているかといったことが解らなければ、満足な量を補っていくことはできないですし、さらに亜鉛については過剰摂取しすぎることも問題となってくるので、適度な量を摂取していけるよう心がけていってください。

亜鉛が多く摂れる食品一覧

亜鉛は様々な食品から摂ることができますが、なかでも最も効率良く量を摂取できるのが牡蠣です。くん製油漬け缶詰であれば100gで25.4mg、養殖の水煮であれば100gで18.3mg摂れますから、最も効率良く亜鉛を摂取できます。

次いでは小麦胚芽に多く含まれており、100gあたり15.9mgの亜鉛を摂ることができます。

小麦胚芽を利用した製品というのはパンやお菓子など様々なものがあり、妊娠中や産後も安心かつ手軽に食べられますから、妊婦の亜鉛補給においてはとても利用しやすい製品と言えるでしょう。

パプリカも亜鉛を多く含んでおり、100gで10.3mg摂取することができます。サラダなどで上手く取り入れていくことができますから、野菜から摂取していきたいという場合にはこちらを利用すると良いでしょう。

亜鉛サプリで摂取してはいけない?過剰摂取の可能性がある

亜鉛は、妊娠中や産後の赤ちゃんの発育や免疫力の面において、非常に重要な役割を果たす栄養です。

そのため不足することの無いよう、必要量の摂取に充分に努めていかなければなりませんが、実は亜鉛は摂りすぎてしまうと過剰摂取によって銅欠乏症、吐き気、下痢、嘔吐腎障害などのリスクが高まるといった恐れがあるので注意が必要です。

亜鉛については最も効率良く栄養を摂取することができる牡蠣について、妊娠中、産後の摂取が食あたりなどの面から好ましくないといった問題があり、そのためにサプリを活用して補おうと考える人が少なくありません。

しかしこういった安易な考えをすると過剰摂取のリスクを負うことになってしまいます。亜鉛については過剰摂取による健康障害のリスクが非常に高いため、利用については慎重にならなければなりません。

亜鉛の摂取でサプリは避けておいたほうがいいの?

亜鉛単体のサプリだとどうしても量を摂りがちですから気をつけましょう。サプリの利用については自己判断では無く医師や薬剤師に相談することも大切です。

妊活~産後まで必要な栄養が摂れる葉酸サプリから亜鉛を摂取しよう

妊娠中から産後にかけて不足することの無いよう、必要量の摂取を心がけていかなければならない亜鉛については、葉酸サプリを活用して不足分を補っていくことをおすすめします。

亜鉛は専用のサプリメントで補おうとすると過剰摂取のリスクが高まるため、安易に利用するのは危険ですが、葉酸サプリなどのサポート成分として含まれているものであれば、心配をする必要も無く安心して利用していけます。

妊娠中や産後においては亜鉛の他にも様々な栄養を付加量分しっかり摂取していく必要があるので、そういった栄養はまとめてサプリで摂るようにすると非常に効率が良いです。

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妊娠中・産後というのはなかなか食事に気を遣うのも大変ですし、ストレスとなってしまうことも多いため、サプリを栄養補給の1つの選択肢とするのはおすすめです。

妊婦向けの葉酸サプリは必要となる様々な栄養が入っており、手軽に栄養補給ができますから、積極的に役立てていきましょう。必ずしも食事による栄養補給に固執するのではなく、いかに効率良く必要な栄養を摂るかを考えてみてください。

まとめ

亜鉛は胎児や乳児の発育と生命維持に非常に大きな役割を果たす栄養であり、不足することは健やかな妊娠、出産、産後の発育に大きな支障をきたすということを意味します。

また妊娠中、授乳中は優先的に体内の亜鉛が赤ちゃんに送られることになるため、お母さんの身体も亜鉛不足になりがちです。

免疫力の低下など様々な健康障害が起きるリスクが高まりますから、そういったことの無いよう積極的な摂取に心がけることが大切です。

健やかな妊娠、出産のために上手に亜鉛を摂取していくには、葉酸サプリを活用していくのがおすすめです。

葉酸サプリは妊娠、出産に必要とされる様々な栄養が効率良く摂取できるようになっていますから、活用すれば栄養不足に悩む心配はほとんどありません。

特に亜鉛については、妊娠中や産後に摂取を控えるべき生ものの牡蠣が最も多い含有量を誇るといった問題があるため、必要量を食事で補っていくとなると多少苦労します。

葉酸サプリならば安心、安全、効率良く問題を解決していくことができるので、重宝することは間違いないでしょう。栄養補給でストレスを溜めないようにするためにも、サプリを賢く役立てていってください。

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  • 亜鉛とは赤ちゃんの発育において欠かせない栄養素
  • 妊娠中の亜鉛不足は低身長などに悩まされやすくなる
  • 「妊婦・授乳婦」と「月齢が高い赤ちゃん」は亜鉛が不足しやすい
  • 妊娠中・産後の亜鉛摂取は葉酸サプリがおすすめ
  • サプリを飲む場合、過剰摂取に気をつけなければいけない