時期

これだけはやめて!妊娠中・授乳期に飲んではいけない医薬品&漢方薬

これだけはやめて!

体調を崩したときに、病院に行って薬を処方されたり、ドラッグストアで販売されている市販の医薬品を購入したりしませんか?いつもであればこれでいいでしょう。しかし妊娠中や授乳中、薬を服用して赤ちゃんに影響が出ないか心配ではありませんか?

そもそも医薬品と市販薬には違いがあります。また近年漢方なども入手しやすくなりました。それぞれどのような薬で、どんな特徴を持っているかを理解しましょう。また妊娠中と授乳中とでは、医薬品を服用するにあたっての注意点が異なります。

時期別でどのようなことを注意して薬を服用すればいいか、しっかり理解しましょう。もし自分で判断できなければ、かかりつけ医などに相談して専門家としてのアドバイスを受けることです。

そもそも医薬品・市販薬・漢方の違いって?

体調が悪い時に服用する薬ですが、いろいろな種類があります。それぞれどのような特徴があるかご存知でしょうか?意外と詳しいことについては知らないという方も多いでしょう。

まず病院を受診すると、医師が処方箋を作成してくれます。その処方箋をもって調剤薬局に持っていくと、薬剤師が調合して処方してくれます。これがいわゆる医薬品です。皆さん近所にドラッグストアや薬局はありませんか?

近年、薬以外にも化粧品やスキンケアグッズ、日用品など品ぞろえが充実しています。週に何度も買い物で訪れるという人もいるでしょう。このようなドラッグストアや薬局では、風邪薬など市販の医薬品が販売されているはずです。

また最近漢方薬を販売している薬局も出てきています。中国古来から伝わる薬のことで、いろいろな植物由来の生薬を調合することで作り出されます。このように医薬品と市販薬、漢方薬と3種類に分類されますから、その違いについて理解しておきましょう。

医薬品とは?

医薬品とは薬事法という法律の中で規定されています。簡単に言ってしまうと人や動物を対象にして、検査・治療・予防を目的として使用する薬のことです。医薬品は医療用医薬品と一般用医薬品の2種類に分類されます。

医療用医薬品とは、医師や歯科医師が使用する薬のことです。もしくは医師や歯科医師が診察して、処方箋を作成し、その指示の下で配給される薬も含まれます。医師が診察をして、治療方針を検討し、患者の病状や体質も加味して薬を選択する必要があります。

この医療用医薬品は、処方箋がないと一般の方が購入できない薬になります。処方箋が必要な医薬品ですが、いくつか種類があります。

例えば感染症にかかった場合、その細菌に応じて使用される抗生剤がそうです。またステロイド製剤も、医療用医薬品の一つです。ステロイド剤は強力な作用を有しているので、医師が用法・用量を規定する必要があるからです。注射薬も、医療用医薬品に該当します。

市販薬とは?

市販薬とは、医療用医薬品と異なり、医師の処方箋なしで購入できる薬のことです。患者やその家族などが症状を踏まえて、自己判断で薬を買い求める形になります。ドラッグストアや薬局などで取り扱っています。OTC医薬品と呼ばれることもあります。

ちなみにこの市販薬、さらに2種類に分類可能です。それはスイッチOTCとダイレクトOTCです。スイッチOTCとは、それまでは医療用医薬品だったのですが、現在では市販薬として入手できるようになったものです。

一方ダイレクトOTCとは、医療用医薬品で使用されていなかった新しい成分を含んだ市販薬のことです。医療用として用いられた実績がないため、実績が少ないです。また副作用についても症例の報告数が少ないため、使用に際しては注意が必要です。

このような市販薬が登場したことで、風邪薬や胃腸薬の中には病院のものとほとんど成分が一緒のものも見られます。ただ、作用の強いものは処方箋なしで購入はできません。

漢方薬とは?

漢方薬とは、自然に存在している植物や鉱物をはじめとした生薬を組み合わせることで作られる薬のことです。中国をはじめとして、何千年という長い歴史の中で培われてきたノウハウをもとにして作られています。

現在では大手製薬メーカーでも、漢方薬を製造しています。最新技術や機械を使って製剤しているのが特徴です。生薬の持っている薬効部分を最大限に引き出すことに成功しました。また機械を活用することで、効率的に漢方薬の大量生産が可能となりました。

最新の技術を導入しても、従来の特徴である自然・天然由来の生薬で作られている基本的な部分はそのまま引き継がれています。

病院でも漢方薬を処方しているところもあります。漢方薬の多くが医療用漢方製剤として承認を受けています。もちろんこのような漢方薬であれば、健康保険が適用され、薬代の3割のみの自己負担で処方は可能です。

【時期別】市販薬&漢方と妊婦&授乳婦の安全性

妊娠中や産後授乳中に薬を服用してもいいのか、このような疑問が女性の間でしばしば聞かれます。これはどのような成分が配合されているのか、副作用のリスクがどの程度あるのかによっても変わってきます。

またどのステップにあるかによっても、服用しても問題ない薬と危険性のある薬が変化することも頭の中に入れておかないといけません。妊娠中と授乳中とでは、若干注意点が変わりますのでこの部分も注意です。

そこでここでは、妊娠中と授乳中とで医薬品を服用しても問題ないかについてみていきます。漢方薬は一見すると天然由来ですから、服用しても大丈夫そうに思えるかもしれません。しかし漢方でも注意すべきところはいくつかあります。

妊婦は市販薬を飲んでも大丈夫?副作用は?

妊娠中はできることであれば、処方箋の伴う医薬品がおすすめです。医師は妊婦の状態のことを十分配慮して、処方できる医薬品を判断してくれるからです。一方市販薬の場合、自己判断で服用する形になります。これはどうしてもリスクが伴います。

しかしどうしてもというのであれば、どのような成分が配合されているかに注意を払いましょう。おそらく市販薬でお世話になるのは、風邪薬もしくは解熱・鎮痛薬でしょう。この場合、アセトアミノフェンは比較的妊娠中に服用しても安全といわれています。

一方で

  • 非ステロイド性消炎鎮痛薬
  • イブプロフェン
  • ロキソプロフェン

これらには注意したほうがいいです。特にこれらの成分の配合されている医薬品を8か月目以降に使用するのは厳禁です。

これらの成分を服用すると、動脈管が収縮してしまう恐れがあります。その結果、心不全に陥る、胎児水腫と呼ばれるむくみの症状が現れるかもしれません。鎮痛薬を使用する際には、配合されている成分を十分チェックすることです。

妊娠の期間でもリスクはだいぶ変わってきます。特に注意しなければならないのは14週未満といわれる妊娠2~4か月あたりです。この時期、胎児は薬の影響を最も強く受ける傾向があるからです。先天異常の発生リスクも高まります。

どうして妊娠2~4ヶ月が最も薬の影響を受けるの?

妊娠2~4ヶ月には心臓や中枢神経などの重要な臓器が作られるため、影響がうけやすいのです。そのため、できるだけ薬の服用は避けたほうが賢明です。

妊娠時期のいつごろにのんだかによって赤ちゃんへの影響が異なります。
妊娠4週からおよそ3か月間は、赤ちゃんの重要な器官が作られ、くすりの影響を受けやすい時期です。くすりの服用には十分注意しましょう。

先天異常を避けたければ、ワルファリンと呼ばれる抗血栓薬やミコフェノール酸という免疫抑制薬などの服用は絶対に避けるべきです。いずれも妊活に入った段階で使用を中断したほうがいいといわれています。

妊娠中期に差し掛かったのであれば、SSRIやベンゾジアゼピン系抗不安薬といった精神神経系の薬は控えたほうがいいでしょう。

これらの薬を服用していると、新生児薬物離脱症候群といって

  • 授乳を受け付けない
  • 震えが止まらない
  • 常に不機嫌

などの症状が出るかもしれません。

しかしこのような知識は、一般の方にはあまり広く知られていないことです。場合によっては妊娠中、うっかり市販薬を口にしてしまうこともあるでしょう。市販薬を飲んだ直後に妊娠に気づくことも考えられます。

もしうっかり薬を飲んでしまったのであれば、医師や薬剤師などの専門家に相談することです。この時いつどのような薬をどれくらいの期間、どの程度の量を飲んだのかを説明しましょう。これは胎児への影響を判断するにあたって、重要な情報源になるからです。

妊婦は漢方を飲んでも大丈夫?副作用は?

漢方薬の場合天然由来の生薬を使っているので、妊娠中に服用しても大丈夫というイメージを持つかもしれません。確かに西洋の医薬品と比較すると、副作用のリスクは少ないとされます。しかし医薬品の一種である漢方薬でも副作用の出るリスクはあります。

副作用のリスクがある以上、胎児にも漢方薬を飲んだことで何らかの影響が出るかもしれません。そこでもし妊娠中や妊活をしている際に漢方薬を服用しようと思っているのであれば、医師に相談することです。

今まで漢方薬を服用したがために、胎児に悪影響を及ぼしたという事例はないです。ですからそこまで心配する必要はないでしょう。しかし妊娠中に漢方薬を服用する場合には、医師や薬剤師などの専門家に相談したほうがいいです。

漢方薬が胎児に悪影響を及ぼしたという報告は、現在のところありません。ただし、妊娠中の薬の服用にあたっては、医師にご相談下さい。不安なことがあったらあいまいにせず、どんなことでもおかかりの医師又は薬剤師に質問して、説明していただくことが大切です。

不安なことをあいまいにすると、まれでも深刻な結果につながるかもしれないからです。妊活という言葉が広く知られるようになりましたが、女性の中には妊娠するための活動をしている人もいるでしょう。

まだ妊娠していないけれども子供を作りたい場合、漢方薬を飲み続けてもいいのかという心配もあるでしょう。この場合でも、薬剤師やドラッグストアで市販薬を購入する際に登録販売者に相談するのがおすすめです。

漢方薬ってどうやって処方されるの?どこを判断して購入したらいいの?

漢方薬は西洋の薬のように症状で処方するのではなく、その人の体調や体質を見て生薬を調合します。

皆さんの状態によって使用する漢方薬も変わってきます。個別の事案ですから、専門家に相談したほうがいいわけです。

妊娠中に体調を崩して漢方薬を使用したい場合、以下のようなものの中から選んでみるといいでしょう。ただし最終的には医師や薬剤師など専門家のアドバイスを受けることです。

のどがイガイガする場合には

  • 天津感冒片
  • 養陰清肺湯
  • 麦門冬湯
  • 桔梗石膏

がおすすめです。風邪の初期症状で、ゾクゾク悪寒がするという人もいるでしょう。その場合、葛根湯や桂枝湯、香蘇散がいいでしょう。

妊娠中に花粉症になるという話もしばしば聞かれます。ホルモンバランスが崩れることが原因といわれています。また逆に今まで花粉症だったのが治ってしまったという人も見られます。花粉症の症状を何とかしたければ、小青竜湯を使ってみるといいでしょう。

妊婦さんは便秘に陥りやすいです。胎児が大腸を圧迫することで、便の通り道をふさいでしまうからです。もし便秘をどうにかしたければ、麻子仁丸という漢方薬を使ってみることも想定しましょう。

授乳中は市販薬を飲んでも大丈夫?副作用は?

出産後、子供を母乳で育てるか、粉ミルクで育てるかの2通りがあります。近年では母乳の良い点がいろいろと知られるようになって、母乳育児を希望するママさんが増えています。そうなると心配なのは、授乳中に市販薬を服用しても問題ないのかという点です。

しかし結論から言ってしまうと、それほど心配する必要はないでしょう。

なんで授乳中に市販薬を飲んでも心配する必要がないの!?

なぜかというと薬の成分は確かに母乳に移行しますが、その量はごくわずかだからです。つまり薬の成分が赤ちゃんに影響を及ぼす可能性は低いわけです。

母乳は母親の血液から作られます。薬を服用すれば、その成分が血液から母乳に分泌されます。しかしその量は本当に少ないです。さらに薬の成分が含まれた母乳を赤ちゃんが飲んで、赤ちゃんの血液に届くまでにさらに薬の成分は薄まります。

このため、赤ちゃんに影響の出る可能性は低いといえます。しかし一部市販薬の成分の中には、赤ちゃんに影響を及ぼすことが既に報告されているものも見られます。具体的にはアスピリンやテオフィリン、ジフェンヒドラミンなどです。

授乳しても心配ないと考えられているくすりもありますが、乳汁に移行して赤ちゃんに影響を及ぼすくすりもあります。
お手元にあるかぜ薬を安易に服用することは避け、説明書(添付文書)を確認の上服用してください。薬局で購入されるときは授乳中であることを薬剤師に伝えて相談しましょう。

このような成分については、素人で判断するといっても限界があります。ですから市販薬を購入するのなら、薬剤師やかかりつけ医などに相談して、問題ないか確認をとることです。

このように言われてもまだ心配というママさんもいるでしょう。というのも市販薬の添付文書を見てみると、「授乳中は服用を控えること」と書かれているものが多いからです。しかしこれは科学的な根拠が乏しいです。

医師からは授乳中も大丈夫と説明をうけたのに、薬局の説明書やWebサイトで調べた薬の添付文書には授乳を避けるようにと書かれており不安になることがあるかもしれません。

これらはお薬を使うにあたって知っておくべき情報が書かれている文書ではありますが、授乳中の使用に関する項は、「授乳を中止」と記載されていても科学的な裏付けが乏しい場合が多いのが現状です。

万が一何か起きた場合に、メーカーが責任を取らずに済むためにこの一文を書いている可能性が高いです。授乳中に、カフェインは飲まないほうがいいという話を聞いたことはないですか?コーヒーや紅茶、緑茶を飲むとカフェインが母乳に移行することが多いです。

もしカフェインを母乳を通じて赤ちゃんが飲んでしまうと、いらいらしやすくなるなど情緒不安定に陥るという事例は報告されています。実は風邪薬の中にはカフェインや無水カフェインが含まれているものも結構あります。

ですからコーヒーを飲んでいなくても、カフェインを赤ちゃんが摂取する恐れがあります。このカフェインについても過剰に摂取すると赤ちゃんに影響が出るレベルの話です。多少カフェインを摂取しただけで影響が出るわけではないので、勘違いしないでください。

【要注意】妊娠中・授乳中のカフェイン摂取は赤ちゃんに危険性あり!

【要注意】妊娠中・授乳中のカフェイン摂取は赤ちゃんに危険性あり!

カフェインってなに?どんな働きをする? カフェインと言えばコーヒーや紅茶、緑茶……

授乳中に風邪をひくと薬を飲んでいいものかどうか悩むでしょう。その場合危険性は低いものの、心配であれば医師に相談するのがやはりおすすめです。

授乳中は漢方を飲んでも大丈夫?副作用は?

授乳中に漢方薬を服用しても問題ないか、普段から使用している人は気になるところでしょう。これは母子のコンディションや薬の種類など、総合的に判断しなければなりません。ですから答えはケースバイケースといえます。

まず漢方薬は母体の中に取り込まれると血液に吸収されます。そしてこの血液の一部を利用して、母乳が作り出されます。ですから漢方薬の成分は一部母乳に移行するのは確かです。

しかし一方、母乳に移行する成分は母親が吸収した1%以下といわれています。非常に少量のため、それほど赤ちゃんに悪影響が出るとは考えられません。

注意してね!ただし処方された漢方薬の生薬成分がなんであるかによって変わってきます。1%以下の量でももともとの効能が強ければ、赤ちゃんにも影響の出る可能性はあります。

例えば漢方薬で使われる生薬の中の一つに、大黄があります。これは便秘気味の方に処方される生薬で、下剤のような効果が期待できます。大黄の主成分として、アントラキノン誘導体があるのですが、授乳中に摂取すると母乳の中に移行するといわれています。

もしアントラキノン誘導体入りの母乳を赤ちゃんが飲むと下痢を起こしてしまう可能性があります。ですから授乳中は大黄の摂取はお勧めできません。

便秘気味を解消したくてどうしても大黄を摂取したい、しなければならない場合はどうしたらいいの?

そもそもは服用を避けるのが一番ですが、もしどうしても大黄を摂取したければ、その間は粉ミルクに変えて母乳は与えないなどの対策をするといいでしょう。

漢方全般はそれほど危険なものではないけれども、一部服用を注意すべきものもあります。上で紹介したように危険性が多少あることは否めません。

しかしでは漢方薬を服用して赤ちゃんに授乳したところ、深刻な結果になったという事例は報告されていません。ですからそこまでナーバスになる必要はないでしょう。

ただし漢方薬はその性格上、それぞれの体質を判断して個別に生薬を調合して出されます。よって薬の種類やお母さんと赤ちゃんの状態、服用期間など総合的に見て大丈夫かどうか判断する必要があります。

もし漢方薬を摂取したいけれども、本当に大丈夫か不安であれば、専門家に相談してみることです。例えば漢方薬局で購入しているのであれば、その薬剤師に相談しましょう。

薬局やドラッグストアに行くと、市販の漢方薬もいろいろと出ています。その場合薬剤師や販売登録者のスタッフに確認をとることです。もしくはかかりつけ医に相談するのもおすすめです。この時漢方薬も持参すると、医師もより正しく判断できるはずです。

自分だけで判断しない!必ず医師に相談する

妊娠中や授乳中に飲んでも問題ない薬と気を付けるべき薬は、インターネットなどで情報収集しているといろいろと書かれていることがわかります。こちらを見て、自分で市販薬の成分を照合して購入する方法もあるでしょう。

しかしやはり素人の判断だけで、妊娠中や授乳中に薬を使用するのはリスクが高いです。何らかの勘違いや思い違いをしてしまって、本当は服用すべきではないものを飲んでしまうこともあり得ます。

もしに妊娠中や授乳中に体調を崩して薬を飲みたいと思ったのであれば、専門家に相談することです。例えば妊娠・産後の一定期間であれば、定期的に産婦人科に通っているはずです。この時に医師に相談してみましょう。

まとめ

妊娠中や授乳中は、自分の食べた栄養分などが胎児や赤ちゃんにわたってしまいます。このため、口に入れるものには細心の注意を払っているという女性は多いはずです。

その中でも特に問題になるのは、薬を飲んだら赤ちゃんに悪影響を及ぼすのではないかという懸念でしょう。確かに医薬品の中には効果が強い半面、副作用も強く表れるといわれる成分も見られます。

このような効果の高い医薬品を飲むと、赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼすリスクも高まります。特に妊娠2~4か月というのは、中枢神経や心臓など生きていくうえで重要な臓器の作られる期間です。

妊娠2~4か月に危険な医薬品を飲んでしまうと、先天異常を引き起こしかねません。ですから医薬品を服用する際には本当に問題ないかどうか慎重になるべきです。

近年漢方薬も手軽に入手できるようになりました。ドラッグストアや薬局で取り扱っているところも多いですし、漢方専門の薬局も出てき始めています。漢方薬といわれると天然由来の成分を使っているから安心といわれます。

しかし妊娠中や授乳中には摂取しないほうがいい生薬もあります。もし迷ったのであれば、主治医や薬剤師などの専門家に相談することです。この時服用しようと思っている医薬品実物を持っていくと、より適切なアドバイスを受けられるでしょう。

  • 医薬品は医師が処方する薬、市販薬は薬局で買える薬、漢方薬は植物由来の生薬を配合した薬
  • 妊婦は市販薬を飲むと副作用の危険があるため処方された医薬品がおすすめ
  • 妊娠2ヶ月~4ヶ月は胎児が薬の影響を最も受けやすい時期
  • 妊娠中は漢方薬も胎児に影響がでるかもしれないため医師に相談する
  • 産後の授乳中は市販薬・漢方薬を飲んでも影響する可能性は低い