腰痛とは無縁だった人も、妊娠をきっかけに腰痛が起こる可能性は十分あります。
なぜならどんどんお腹が大きくなってくるにつれ姿勢が腰痛を引き起こしやすくなってしまうからです。
腰痛とまではいかなくても腰が重かったりすることも多くなり、今までのように体の自由がきかないので、ストレスがかかってしまうことも少なくありません。
腰痛になる原因はもちろん姿勢が妊娠によって変わってしまうというものもありますし、ホルモンの影響を受けて腰痛を引き起こしていることもあります。
出産をすれば、腰痛が収まるかと思いきや、次は赤ちゃんを抱っこすることで腰痛がまた出てきたり腱鞘炎を起こしたりと、実は腰痛というのは出産後も起こりえる症状なのです。
ですから、今からしっかりと腰痛になってしまう原因を知り、予防をしていくこと、もしも腰に重みを感じたら痛みをひき押さないよう対策を講じていくことが大切です。
妊娠中に腰痛になる人はどれくらいいるの?
日本理学療法学会によると、茨城県の産婦人科に通っている妊婦108名を対象とした腰痛の調査では、妊娠しているときに腰痛の症状が出たり軽くても腰に重みを感じているという方がなんと78.9%もいたという調査結果が出ています。(参照:「妊婦および褥婦における腰痛の実態調査」)
また産後は数字は減少するものの、一ヶ月経った際でも約30%の方が腰痛がまだ起こっていると調査の結果が出ています。
妊娠の初期よりも中期及び後期、お腹が徐々に大きくなってくるころから腰痛を感じたという方が大半をしめ、そのうち40%の方が出産後も腰痛をひきずっているのです。
ただ、70%以上の妊婦さんが妊娠しているときに腰痛や腰に違和感を感じているにもかかわらず、相談をしている人は10%ほどしかいないという結果も出ています。
この数値からみてわかるように、妊娠中の腰痛や出産後の腰痛を我慢して日常生活を送っている妊婦さんが大半を占めているのです。
もちろん、日常生活に支障をきたさないほどであれば相談することもないかもしれません。しかしながら、腰痛というのはお腹が大きくなってきているから起こっているだけではない可能性もあるのです。
妊娠中の腰痛を簡単に考えないことが大切です。
腰痛に悩む人が70%以上もいるんだ!
そうじゃ。しかし、相談しているのはたったの10%しかいないのじゃ。
妊娠中に腰痛が起こる原因
妊娠中に腰痛が起こる割合は7割以上に及びます。痛みの度合いは人それぞれですが、腰痛が起こる原因にはどんなことがあるのでしょうか。
当然のことながらお腹が大きくなってくることで姿勢が変わってしまうというものが一番に考えられますよね。ですから多くの妊婦さんが腰痛を引き起こしているのです。
ただ、実際はお腹が大きくなって姿勢が悪くなるから腰痛が起こっているというよりは、赤ちゃんが大きくなってくることによって母体に変化が現れていると表現した方がいいかもしれません。
以後、腰痛を引き起こす原因について詳しく解説してきますが、今はまだ腰痛がない妊婦さんもぜひ参考にして予防に心がけましょう。
1.ホルモンの分泌
妊娠すると初期の段階でリラキシンというホルモンが分泌されるようになります。このリラキシンというホルモンは骨盤の関節をゆるくして、赤ちゃんを出やすくするためのホルモンです。
ただこのホルモン、9ヶ月間かけて骨盤の関節を徐々に緩めていくという特徴を持っています。今まで骨盤はきゅっと締められていたわけですから、このホルモンが分泌されることで一気に不安定になってしまうのです。
骨盤が緩むことで起こるのがぎっくり腰。つまり、妊婦さんの腰痛は軽いぎっくり腰の状態が続いているのと同じようなものなのです。
また、骨盤が緩みすぎると横に広がりやすくなり内臓が垂れてしまいます。すると子宮や胎児もおのずと下がってしまうので早産しやすくなってしまうともいわれているのです。
骨盤が広がりすぎることで自分にも赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまう可能性がありますので、腰痛は仕方がないものと思わず、妊娠に伴って痛みが出てきたときは早めに対処することが大切です。
2.姿勢の変化が起きる
妊娠初期というよりは、妊娠中期・後期に多く見られるのが、姿勢の変化から起こる腰痛です。
なんとなくお分かりの方も多いのではないかと思いますが、これはお腹が大きくなって起こる変化によるもの。
お腹が大きくなってくると腰を反った姿勢になりやすくなります。
当然のことながら腰を反り返した姿勢が継続するわけですから、その姿勢を維持しようと腰の筋肉が緊張してしまいます。腰の骨と骨の間隔も変化を起こしてしまいますから、動きが鈍くなってしまって腰痛を引き起こすと考えられます。
お腹が重たくなってくると仰向けで寝たりすることが困難になってきます。お尻と背中はくっついているのに、腰だけ浮いて仰向けになっている状態になってしまうので、休んでいる間でも腰痛を悪化させてしまう姿勢をしかねません。
ですので、お腹が重たくなってきたり仰向けが苦しくなってきたりしたら、わざわざ仰向けで寝る必要はありません。
かといってお腹を支えるのに腰をそったような形にしないと自身が苦しいのも事実。ですので、長時間立ったりせず休憩を加えながら姿勢を整えていくことが大切です。
3.心理的不安による体の強張り
前述では、腰痛は体の変化やホルモンの変化によるものの原因を解説しました。
ただもう一つ、妊婦さんは腰痛になる原因があります。それは心理的不安によって体がこわばってしまうことで起こる腰痛です。
70%以上の割合で起こる妊婦さんの腰痛、その中には妊娠によって今までとは違う生活、またホルモンのバランスが乱れることで心身的な部分で不安定になることで起こる腰痛があるのです。
出産に対する不安、子育て、仕事、家事などいろいろなことが不安になってしまいそれがストレスとなって自律神経を乱し腰痛という症状となって出てくるのです。
体の変化による腰痛が多いようにも見えますが、実は心理的な部分で不安定になっていることによる腰痛も妊婦さんは少なくないのが現状です。
もちろん、妊娠しているしていない、性別関係なく心理的なストレスや不安によって腰痛が起こることはあります。ストレスを日ごろから溜めないようにすることも大切ですが、パートナーに話を聞いてもらうなどすることも大切です。
妊娠中の腰痛を緩和するための対策
妊娠中の腰痛は7割以上の方が感じています。その痛みは人それぞれで、日常生活に支障をきたすほどの痛みがある方もいれば、ゆっくりであれば動けるという方もいます。
ただ、腰痛はぎっくり腰にもつながってしまう恐れがあるため、妊娠中は特に気を付けなくてはいけません。
7割以上の妊婦さんが実感している腰痛、痛みを緩和するためにはどのような対策を講じていけばいいのでしょうか
実は腰痛を緩和するのは普段の生活からできることを知っていますか?
思うように体が動かない妊婦さんだからこそ、腰痛が起こらないように日ごろから気を付けて時間を過ごしていくということが大切です。
1.骨盤ベルト・補正下着をつける
妊娠中の腰痛を緩和、また引き起こさないためにも骨盤ベルトを着けるのもおススメです。
骨盤ベルトは腰痛を緩和させてくれる効果が期待できますが、骨盤ベルトというだけあって骨盤を固定することができます。
妊娠中は骨盤が緩んでいるため腰痛を引き起こしやすくなってしまいますので、骨盤ベルトでしめることで骨盤のゆるみによって起こる腰痛を予防することもできます。
骨盤ベルトは産後の体型を戻すために利用されるのが一般的ですが、ベルトでヒップ側から骨盤を支えるような形でつけると腰痛対策になるということが注目されるようになってから、お腹の大きな妊婦さんにも浸透してきています。
骨盤ベルトを付けることで腰の重さや動きが楽になったという妊婦さんもいますので、一度は試してみる価値はあるのではないでしょうか。
出産後にもそのまま活用することができる骨盤ベルト、妊娠中から使えるので一つ購入しておくといざというときに役に立つかもしれません。
2.重いものを持たないようにする
妊娠中の腰痛は日常生活の中で予防したり緩和することができます。
特に妊娠中期・後期になると自分の体も重たくなってきます。なので、行動も制限されてしまうことが多くなるのですが、それに加えて買い物などで重たいものを持ってしまうと、ぎっくり腰のようになり、腰痛がでたりひどくなってしまうことも少なくありません。
妊娠中は重たいものをなるべく持たないようにする、買い物で重たくなることが予想される時はパートナーに一緒に行ってもらう、また今は宅配なども利用できる環境が整っていますので、上手に宅配などを利用していきましょう。
重たいものを持つことで腰痛を引き起こしてしまうだけではなく、体のバランスも崩しやすいので転倒などの可能性も出てきます。
3.「ストレッチ」
腰が反る形で姿勢を維持することになる妊娠中は、筋肉が緊張してしまうため腰痛を引き起こしやすくなってしまいます。
筋肉の緊張を緩和させるために有効なのがストレッチやエクササイズ。腰の周りの血流を良くすることで腰痛の緩和にも予防にもつながりますのでおススメです。
パートナーと一緒にできるストレッチもあります。2人で向かい合い両足を肩幅程度に開きましょう。
両肩にお互いの手をおいて、ゆっくりと息を吐きます。息を吐いているときに背筋を伸ばすのがポイント。一人で行うときは、テーブルやいすなど高さが自分に合うものを使って行うようにしてください。
またマタニティヨガでも取り入れられているのがネコのポーズ。定番といってもいいくらいのポーズですが、肩幅くらい両膝をひらきます。
よつんばいになった状態で息を吐きながら背中をネコのように丸めます。息継ぎをして、また息を吐きながら逆に背中を気持ちがいいと思えるところまでそらします。
4.体を温めて血行を促進する!
体を温めると血行が良くなります。血行が良くなると腰痛が緩和されたり予防できるので、体を温めて血行を促進するのもいい方法です。
直接腰を温めるのも有効なため、妊婦さんに近年注目されているのがお灸です。ただ、腰痛と一口にいっても、温めていい腰痛もあれば、冷やした方がいい腰痛があるということも覚えておきましょう。
慢性的な腰痛には温める、急性的な腰痛は炎症を起こしている可能性が高いため冷やすのが有効だと言われています。
妊娠中に起こる腰痛は徐々にお腹が大きくなったり体形の変化、ホルモンの変化によるものが大半を占めているので温めると痛みが緩和されることも少なくありません。
直接患部を温めるという方法もいいでしょう。濡らしたタオルを電子レンジで温めて、腰に置きます。これだけでも気持ちがいいですし、腰が楽になったような感じがするものです。
5.ツボ(じんゆ)押しをする
腰痛に効果があるのが「じんゆ」と呼ばれるツボです。
おへその高さで腰に手をあてます。親指が届いた背骨に沿ったところのくぼみがじんゆというツボです。
このツボは妊娠中のみならず、腰が重かったりだるいと感じたときに有効なツボなので覚えておくといいかもしれません。ツボを押さずに、このじんゆのある部分にカイロを貼ったり温めたタオルを置くのも効果が期待できます。
ぐっと押すと指がツボに入っているのがわかりますので、自分の気持ちがいい強さで押しましょう。
あまりにも痛い時は無理をして押すことはありません。ツボも即効性があるというわけではなく、毎日気が付いた時に押すことを習慣にすることで緩和したり予防することができます。
腰痛は出産をした後も実は続くことも少なくありません。そんなときにもじんゆは一人でも気軽に押すことが出来るツボなので覚えておくといいでしょう。
6.腰に優しい靴を履く
妊娠初期は、まだお腹も出てこないので今まで通りの服も着れます。
ただ、お腹の赤ちゃんのことを考えると妊娠初期から、靴はフラットなもの、なおかつ自分の足に合っていて腰への負担を軽減してくれるものでれば尚良いです。
また、妊娠中期・後期になるとお腹が大きくなってきて靴ひもを結んだりすることが難しくなります。かがんだりすることが気軽にできなくなりますので、さっと履けるような靴がお勧めです。
足のむくみが出てくる時期でもあるため、いくつか用意しておいてその時の体調などに合わせて靴を履くようにするといいでしょう。
7.腰痛軽減マッサージをしてもらう
妊娠中にマッサージをしてもいいのか、気になってしまっている方も多いのではないでしょうか。
マッサージは腰痛を緩和するほかにも、日ごろのストレスや心身のストレスを軽減する効果が期待できるため、妊婦さんにもおススメの方法です。
これらを上手に組み合わせて10ヶ月という期間限定の妊婦時期を過ごすことによって、妊娠期間中のストレスを軽減し出産に挑むことが出来ます。
一人でできるマッサージもありますが、パートナーにも手伝ってもらえるマッサージがお勧めです。うつ伏せにはなれませんので、立った姿勢でできるもの、また横向きでマッサージが行える方法もあります。
背中を漫勉なく押してもらうだけでも違いますので、必ずしもこの方法でなくてはいけないということはありません。
抵抗がなければオイルなどを使ってマッサージをしてもらえるとさらに気持ちがよくリラックスできますし、腰痛へのいい影響も期待できます。
8.横になる際はクッションを使って楽な体勢になる
妊娠初期はあまり気になることはありませんが、お腹が出てくる中期・後期になると仰向けの姿勢がとてもつらくなります。
イスに座っているときも、ただ単に上を向いてすわっているのが苦しくなったり疲れてしまうこともあるくらい、お腹が大きい状態というのは大変なのです。
そういった状況を続けてしまうと腰痛を引き起こしてしまうばかりか、筋肉がずっと緊張した状態になってしまいますので腰痛が悪化してしまう可能性も否定できません。
座ったり横になれるときはクッションを上手に活用しましょう。仰向けが苦しい時は、背中にクッションを挟むだけでかなり腰が楽になります。
イスに座るときも背中にクッションを置いてから座ると腰に負担を軽減することができます。
9.家事で負荷をかけない
実は妊娠中の腰痛は、日常生活の動きが原因となって起こることも少なくありません。
お腹が大きくなってもやらなくてはいけないことはたくさんあります。家事に仕事、またすでにお子様がいる方は、お子様を見てあげなくてはいけません。
ですので、疲れていたりだるくても休むことが難しくなってしまうことも多いのです。無理をすることは具合が悪くない限りは妊婦さんでもできますが、それが腰痛の引き金になるということを忘れないようにしましょう。
大きく腰を曲げるような動作をなるべく減らすこと、かがまなくてはいけないような場所に常日頃から使うものを置かないことが大切です。
まだ体が動けるからといって激しい運動をしたり、良かれという思いからエクササイズなどをしすぎないようにすることも大切です。
自分が思っている以上に腰への負担は大きいものなので、適度に、また大丈夫だと思わず無理をしないようにしましょう。
補助または代替医療を利用する際はまず医師に相談
妊娠中の腰痛がひどいあまりに、補助や代替医療を検討されている方もいるのではないでしょうか。
腰が痛いと、当然のことながら痛みが強ければ強いほど動くことができなくなります。動くことができなければ、家事も仕事も何もできません。
少しでも動けるようになるのであれば補助を使ったり代替医療を行うのも、もちろん悪いことではないでしょう。
しかしながら、妊娠というのは自分一人だけの体ではないのは言うまでもありません。お腹の中に大切な命が宿っているのです。
また、妊娠中というのは見た目はお腹が大きくなっているだけかもしれませんが、体の中はかなり大きな変化をしているのも事実。
ですので、妊娠していなければ全く問題がない補助や代替医療かもしれませんが、妊娠中は何が起こるのかわかりませんので、これらを利用する際はまずはかかりつけ医に相談をしましょう。
通っている産婦人科の医師が使ってもいいと言ってくれれば安心して使うことができます。
医師に相談したほうがいいんだね!
そうじゃ。普段は何もないことも妊娠中は悪影響だったりすることもあるから相談することが大切じゃ。
ヨガやストレッチは腰痛緩和に取り入れるべき?
妊娠中に行うヨガを一般的にはマタニティヨガと呼びますが、妊娠中にヨガやストレッチを行うといいと言われている理由の一つには、心身的なストレスを緩和してくれるという効果も期待できますし、もちろん腰痛の予防や緩和にもつながると言われているからです。
腰痛になるのがいやだ、腰痛を早く改善したいという思いから、無理をしてまでヨガやストレッチをする必要はありません。
取り入れるか取り入れないかとなれば、取りいれたほうがメリットもありますのでおススメではあります。
日本でも、日本マタニティ・ヨガ協会というものがあって妊娠中のヨガをお勧めしています。切迫流産の危険や兆候があるときにはヨガやストレッチは厳禁ですが、妊娠の経過が順調であればやってみてもいいかもしれません。
日本マタニティ・ヨガ協会によるとヨガやストレッチを定期的にしていた妊婦さんとしていなかった妊婦さんを比べてみると、ヨガなどをして体を動かしていた妊婦さんのほうが腰痛を緩和や予防への効果が高いとしています。
ヨガも代替療法の一つとなっているので、行う際はまずはかかりつけ医に相談をすることが大切です。
自宅で行えるヨガDVDなどもありますが、何かトラブルがあってもいけませんから、できれば妊婦さんを対象に行っているヨガ教室やストレッチ教室などに通うことをお勧めします。
腰痛を和らげる市販の薬に注意!
普段から腰痛持ちの方は、薬などを服用しているケースもあります。ただ妊娠をすると薬は安易に飲むことはできません。ましてや医師が処方していない市販薬を飲む際は注意が必要になります。
これは腰痛を緩和する薬に限らず、すべての市販薬に共通して言えることです。
腰の痛みは寝ていても何をしていても鈍痛を伴うほど、ひどい方もいます。もちろん我慢をしなくてはいけないわけではありません。
なぜなら、妊娠中でも飲める薬もあるからです。ただ、このような薬は医師が診断をしたうえで処方する薬です。市販の薬ではありません。
しかしながら、腰が痛すぎて動くことが出来ない時は病院にも行くことは難しいのも事実。そのような時は市販薬しか頼るところがないわけですが、服用するまえにまずは医療機関に飲んでも問題はないのか問い合わせてから飲むようにしましょう。
腰の痛みは、薬を飲むとマヒをさせているのと同じ状況です。痛みを直接治す薬はありません。それを踏まえたうえで薬に頼らないでなるべくいられるよう、日ごろから腰痛が起こらないように対策をしていくことが大切です。
腰痛の薬でも気をつけなくちゃいけないんだ。
市販の薬の箱を見てもらえばわかるが、妊娠中に摂るのは注意書きされているぞ。どうしても気になるなら医師に相談するのじゃ。
まとめ
妊娠中の腰痛は、ホルモンの変化によるもの、体型の変化によるもの、また心理的な変化によるものが原因となっていることがわかりました。
人それぞれいろいろな理由があって腰痛を引き起こしてしまいますが、妊娠中の腰痛は痛みの度合いは異なるものの70%以上の妊婦さんが大なり小なり腰痛を感じています。
お腹が重たくなることで腰を反らせないと体勢が整えられないため、普段よりも背骨が反った状態が継続します。
これではやはり腰が痛くなってしまってもおかしくはない状態といえるのです。
腰痛を緩和させる方法としてヨガやストレッチ、お灸や針などがあります。ですが、これらの方法を試す際は通っている産婦人科の医師に相談をしてから行うようにしましょう。
大きなトラブルに発展するようなことはないかもしれません。ですが、何が起こるかわからないのが妊娠でもあります。
たちまち腰痛が起こると、日常生活に大きな支障を及ぼしてしまう可能性も否定できないのも事実。
日常生活の中で腰痛を起こす可能性ある行動や動作は避けること、無理をしないことを大前提とし、期間限定である妊婦生活を腰痛を気にせずに楽しめるようになるといいですね。
- 腰痛の原因はホルモン・体型・心理的の3つの変化
- 妊婦さんの70%が腰痛
- 腰痛を緩和する方法は色々あるが医師に相談をしてから行う
- なるべく腰に負担がかからないように生活する