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意外と知らない妊婦が多数!妊娠初期に気をつけるべき食品14選!

意外と知らない妊婦が多数!妊娠初期に気をつけるべき食品14選!

妊娠中、特に初期は胎児や母体にとってとても大切な時期です。この時期に摂った食べ物は、胎児の重要な臓器を作るうえで大きく関わってきます。

そのため、妊娠中の食事は大いに気をつけなければいけません。中期、後期と進むにつれてNG食品や飲み物は減っていきますが、初期は特に注意をする必要があります。では、実際にはどんな食品がどんな影響があり、妊娠初期には不適切なのでしょうか。

確実に避けなければいけないもの、臨月まで極力口にしなくていいものはもちろん、絶対に避けなければいけないわけではないけれども出来るだけ口にしないほうがいい食品まで、本当に沢山あります。それだけ妊娠初期の身体はあらゆることが胎児に影響を及ぼすのです。

妊娠中の食べ物で注意したいこと

妊娠中はとにかく栄養を摂ることが大切です。母体が食べた栄養素は、全て胎児に送られていきます。とはいっても、妊娠初期はつわりなどの影響で思うように食事が出来ないという女性も多いでしょう。

妊娠初期は、栄養をそこまで気にする必要はありません。もちろんたっぷりと栄養が摂れる状態であれば、健康を維持するためにきちんとした食事をすることはいいことです。

しかし妊娠初期は母体が十分な食生活を送れない状態でも、栄養を摂ることは可能です。初期の状態は何もしなくても栄養を補えるように出来ているのです。母体が摂った栄養が胎児に送られていくのは、妊娠中期頃からだといわれています。

初期はなにもしなくても栄養を補えるのはよかった!つわりで食べられなかったから安心ね。

つわりで食べない、栄養を考えない、という食生活はおすすめしません。つわりで辛い場合に無理して食べる必要はありませんが、胎児への影響がないからといって栄養不足の状態が続くと、母体が不健康な状態になってしまいます。

胎児に栄養がいかない時期であっても、母体が健康的な生活を送るため、母体が病気になったり免疫力が低下しないために、しっかりと栄養を補うようにしましょう。どうしても栄養が摂れない、という時期はサプリメントもおすすめです。

妊娠初期に注意したい食品一覧

妊娠初期に食べるのは注意したい食品を紹介していきましょう。

水銀を含む生の魚介類

妊娠中は魚介類に気をつけるようにしましょう。もちろん魚介類全般が駄目という訳ではなく、水銀が含まれている可能性の高い魚介類のみです。

水銀が含まれている魚介類は、マグロや金目鯛、メカジキなどです。どちらかというと大型の魚に、水銀が含まれている可能性が高いです。

健康的な大人であれば、多少の水銀は問題ありません。毎日たくさん水銀を摂り続けない限り、自然に体外に排出されていくので健康を害する可能性も低いでしょう。

しかし、胎児は違います。胎児は身体がまだまだ未熟なので、体内に水銀が入ると排出することが困難なのです。万が一、体内に水銀がたくさん入り込み排出をすることが出来なくなってしまうと、発達障害や神経障害のリスクが高くなるといわれています。

妊娠初期は胎児の身体がとても弱い時期なので気をつけましょう。胎盤を通して、水銀が胎児に届いてしまうかもしれません。

マグロはもともとはたんぱく質、カルシウム、DHAやEAPなどを含む栄養豊富な食品です。一週間に2回、160グラムほどの摂取であれば問題ないとも言われていますが、極力避けたほうがいいでしょう。

リステリア菌を含む食材

リステリア菌を含む食材、とは主にナチュラルチーズのことです。非加熱のチーズで、モッツザレラ、カマンベール、ゴルゴンゾーラ、チゼダー、パルミジャーノなどが該当します。

加熱されていない状態で食べるのが危険なので、過熱をしてピザなどに乗せて食べる場合は問題ありません。他にも、生ハムやスモークサーモンにはリステリア菌が含まれている可能性があります。

なぜリステリア菌を含む食品を避けたほうがいいのかというと、食中毒を起こす可能性があるからです。リステリア菌に感染をすると、嘔吐や頭痛、高熱といった症状が起こります。悪化すると死にいたる可能性もあるほど危険な病気です。

また、妊婦が食中毒になると胎児も食中毒になる可能性があり、その場合は流産や早産になってしまう可能性も出てくるのです。妊婦は平常時よりも免疫力が低いので、食中毒になる確率も高くなります。

妊娠中の感染では、胎盤を経て胎児が感染した場合には、早産や流・死産の原因になることがあります。また、生まれてくる赤ちゃんに中枢神経症状を伴う髄膜炎や水頭症、精神・運動障害などがみられる場合もあります。

加熱されているプロセスチーズであれば食中毒の心配がないので食べても問題ありません。ハムやチーズが問題という訳ではなく、あくまで加熱されていない状態のハムやチーズが危険なのです。

注意してね!長期間冷蔵庫で保存された状態のナチュラルチーズは菌が増殖しているので注意をしましょう。

トキソプラズマ感染の恐れがある食材

妊娠中に避けたほうがいい食べ物として有名なものが、生肉です。妊婦は生肉は食べてはいけない、というのは妊娠をしたことがない人にも認知度が高いことですが、周知の事実という訳ではありません。

そのため知らずについつい食べてしまう妊婦もいるのではないでしょうか。なぜ生肉がいけないのかというと、トキソプラズマに感染をする可能性があるからです。

トキソプラズマは豚や猫などの糞にいる寄生虫のことです。過去にトキソプラズマに感染したことがない人が、妊娠中に初めてトキソプラズマに感染をすると、胎児に重い障害が起こる可能性があります。

ヒトが感染すると、多くの場合は無症状で経過しますが、微熱が出る程度の軽い症状を示すことがあります。しかし、妊娠中に胎盤を経て胎児が感染すると、流産や死産を引き起こす原因となるだけではなく、生まれてくる赤ちゃんに脳や眼の障害が生じる場合があります。

先天性トキソプラズマは初期の場合は流産や死産の可能性が高くなり、生まれてきたとしても脳室拡大、脳内石灰化、水頭症、発達の遅れや視力の障害、皮下出血や内臓の腫れなどさまざまな障害が起こる可能性があります。

ここで注意したいのは、先天性トキソプラズマになる可能性があるのは妊婦が初めてトキソプラズマに感染した場合のみです。自宅で猫を飼っている人、普段から生肉をよく食べていた人は妊娠以前に感染していることもあり、その場合は問題はありません。

ヒ素を含む食品

ひじきは健康に良い栄養豊富な食品として知られていますが、妊娠中は食べ過ぎてはいけないといわれています。

なぜならひじきにはヒ素が含まれているからです。ひじきには無機ヒ素が含まれています。猛毒の一種であり、ひじきには毒性の高いヒ素が高濃度で配合されています。

万が一妊娠中にヒ素を大量に摂取してしまうと、胎盤から胎児にヒ素が届き、障害を持って生まれてきてしまう可能性があります。ヒ素による障害は、脳障害や奇形などが多いといわれています。

しかし、食べ過ぎなければ問題ありません。あくまで大量のヒ素を摂取した場合にのみ起こる障害なので、適量の摂取であれば問題はないでしょう。

ヒ素はひじき以外にもどういうものに含まれているの?

ヒ素が含まれている食品はひじきだけではありません。大量のヒ素が含まれている食品はひじきですが、他にもこんぶやわかめ、のりや昆布だしなどに少量のヒ素が含まれています。

そのため、これらの食品を毎日欠かさず沢山食べている、という場合は注意をしましょう。

サルモネラ感染の恐れがある食材

サルモネラ感染とは、主に生物を食べたときに起こる感染症で、食中毒の一種です。サルモネラ感染にが起こる可能性があるのは、生卵が有名です。生卵以外にも、動物の生肉から感染する可能性があります。

サルモネラ菌に感染したことがある事例で一番多いのが、卵かけご飯による感染です。少量の菌でも感染することが多く、発症すると腹痛や38度前後の熱、下痢、吐き気などの症状が起こります。妊娠中は免疫力が低いためサルモネラ感染が起こる確率も高くなります。

サルモネラ感染が胎児にまで感染することはありませんが、妊娠中にサルモネラ感染に感染をすると脱水症状が起こるなど、より症状が重くなり、場合によっては子宮収縮や流産につながる可能性もあります。

生卵からの感染が多いですが、新鮮な生卵であればサルモネラが付着していることも少なく、感染する可能性は低いでしょう。

注意してね!オムレツ、出し巻き卵、自家製マヨネーズといった半生状態で食べる食事にはサルモネラ菌が付着している可能性があります。飲食店などで、生卵を割ってすぐに食べる分には問題ありませんが、半生状態で出てくる食事には注意をしましょう。

ビタミンA(レチノール)を多く含む食材

妊婦はビタミンA、特にレチノールを多く含む食事は摂り過ぎないほうがいいといわれています。レチノールはレバー、ウナギ、肝などの動物性食品に多く含まれています。日常的に頻繁に食べる食品ではありませんが、妊娠中はこれらの食品には大いに注意をしてください。

ちなみに、妊娠中に影響があるのは動物性ビタミンAであるレチノールです。植物性のビタミンAであるβカロテンは問題ないので、βカロテンが豊富に含まれている緑黄色野菜は積極的に食べるようにしましょう。

妊娠中にレチノールを摂りすぎると、体内で排出されずに残ってしまいます。脂溶性の栄養であるレチノールは過剰摂取をしても体外に排出されることなく残り続けるのです。体内に蓄積されると、先天性異常が起こる可能性が高くなります。

もちろん毎日頻繁にレチノールを摂取しなければ胎児に影響を及ぼすことはありませんが、レチノールが豊富に含まれているうなぎやレバーはカロリーも高く脂質も高い食品なので、あまりおすすめはしません。

レチノールを摂ったからといって問題はありませんが、摂りすぎないようにすることが大切です。

ヨウ素が含まれる食材

ヨウ素(ヨード)の過剰摂取も妊娠中は厳禁だといわれています。ヨウ素とはミネラルの一種です。ミネラルは健康にいい成分なので、妊娠中の摂取も推奨されています。

また、ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に不可欠な栄養素で、胎児の脳や骨を発達させるためにも良い影響をもたらしてくれるでしょう。

妊婦がヨウ素不足に陥ると、胎児が十分に成長することが出来ず、甲状腺の先天性障害を招く可能性も出てきます。しかし過剰摂取は厳禁です。

ヨウ素を過剰摂取するとどうなってしまうの?

ヨウ素を過剰摂取すると、逆に甲状腺機能が低下してしまう可能性があります。そのため適度な摂取が推奨されています。

ヨウ素は昆布やわかめといった海藻類に多く含まれている成分です。他にもズワイガニやアワビやサザエに含まれています。日常的に、海藻類を大量に食べるということはなかなかないかと思います。

妊婦の一日の摂取量の目安は240μg程です。お味噌汁や副菜として食べる分には問題ないでしょう。毎食欠かさず海草サラダを食べている場合はヨウ素の過剰摂取につながるかもしれませんが、普通の食生活を送る分には全く問題ありません。

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンというと健康や美容にいいことで知られています。和食中心の食生活を送っていると、毎日欠かさず適量の大豆イソフラボンを摂取することが出来ます。

和食は妊婦にも推奨されている食生活です。しかし、和食によく含まれている大豆イソフラボンは妊婦は摂りすぎないほうがいいといわれている成分なのです。

大豆イソフラボンは大豆製品に含まれています。そのため豆乳やお豆腐、味噌などを食べることで毎日の摂取が可能です。たんぱく質やマグネシウム、ビタミン類などが豊富に含まれていて低カロリーなので、妊娠中には意識をしてとりたい栄養素です。

ただし、妊娠中に大豆イソフラボンを過剰摂取すると女性ホルモンのバランスが乱れてしまう可能性があります。大豆イソフラボンには女性ホルモンバランスを安定化させる効果もありますが、妊娠中は普段以上の女性ホルモンが放出されている時期です。

イソフラボンをたくさん摂るとどうなってしまうの?

イソフラボンから無理に沢山女性ホルモンを補うと、逆にバランスが崩れてしまったり、遺伝子の異常が起こる可能性があるともいわれています。

適量は毎日コップ2杯程度の豆乳です。お豆腐や納豆、味噌、醤油などの大豆製品も、普通に食べている分には問題ないでしょう。

異種たんぱく質を含んだ食品

妊娠中はたんぱく質の摂取が推奨されています。たんぱく質を摂ることで胎児の成長に良い影響をもたらすからです。しかし注意をしたいのが、異種たんぱく質です。

異種たんぱく質とは人とは異なる動物のたんぱく質のことで、肉類、卵類、牛乳などから取れるたんぱく質のことを言います。

異種たんぱく質を除外した食生活はなかなか難しいでしょう。肉や卵や牛乳には体にいい栄養素もたくさん含まれていますし、これらを除外した食生活は困難です。

ここでワンポイント異種たんぱく質の摂取は、あくまで摂りすぎないようにといわれています。異種たんぱく質を摂りすぎると、胎児がアレルギーになってしまう可能性があるといわれています。

鶏肉や卵など、一つの種類の異種たんぱく質に偏った食生活を送るとアレルギーになる可能性が高くなるので、出来るだけバランス良く、さまざまな動物からの異種たんぱく質を取るようにしましょう。

ちなみに、植物性のたんぱく質はアレルギーの心配もなく日本人の身体にも合っているので推奨されています。植物性のたんぱく質で有名なのは大豆製品です。摂りすぎない範囲で、適度な摂取を心がけましょう。

香辛料を大量に含んだ食べ物

妊娠すると味覚が変わる人も多いです。辛いものが食べたくなるという人も多いのではないでしょうか。しかし妊娠中は香辛料は摂りすぎないほうがいいといわれています。

なぜ香辛料が妊婦に良くないのかというと、香辛料は刺激が強いからです。香辛料をたくさん摂りすぎると、胆汁の分泌が活性化し、排便のときの刺激につながる、胃もたれが起きる、などの症状が起こりやすいからです。

また、香辛料が多く含まれている食品は塩分やカロリーが高いものが多いです。香辛料を摂りすぎると同時に塩分過多になり、妊娠高血圧症候群になる可能性があります。

もちろん香辛料は除外しないといけないという訳ではありません。週に一度カレーライスを食べる、キムチを食べる、程度であれば全く問題ないでしょう。

スパイスによっては危険なものもあります。香辛料の中でもターメリック、ウコンやシナモンは取りすぎると子宮収縮が起こる可能性があるので、控えることをおすすめします。

トウガラシは新陳代謝の活発化、発汗作用、身体を温める作用などがあるので、適量の摂取であれば問題ありません。

カフェインが含まれる飲み物

妊娠中のNG飲料といえば有名なのがカフェインです。妊娠をしている間は出来るだけカフェインを摂らない生活が好ましいです。

なぜカフェインが悪いのかというと、妊娠初期に摂りすぎると血管の収縮やお腹の張りが起きて、流産のリスクが高くなるからです。また、中期、後期、臨月にカフェインを摂りすぎると胎児の発育に影響があるとも言われています。

そのため、出来るだけカフェインは避けるようにしましょう。またカフェインは産後も非推奨の飲み物です。母乳で育児をする場合は、母乳にカフェインが配合されてしまいます。

赤ちゃんがカフェインを摂取すると睡眠不足になる等の影響があるといわれています。そのため妊娠中はもちろん、産後もできるだけ控えることをおすすめします。

カフェインはコーヒー以外にもどういうものに含まれているの?

カフェインはさまざまな食品に含まれています。コーヒーが有名ですが、紅茶やチョコレートにも含まれていますし、身体に優しそうなチャイティーは想像以上のカフェイン量となっています。

カフェインを完全に除外した食生活はなかなか難しいですが、一日100mg以下、コーヒー2杯程度であれば問題ないといわれています。できるだけノンカフェインの飲み物を飲むようにしましょう。

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アルコール

妊婦がアルコールを飲んではいけないということはとても有名です。身近に妊婦がいなくても知っているという方は多いでしょう。アルコール飲料には、妊娠中の方には非推奨だという記載もあるほどです。

なぜ妊娠中にアルコールが厳禁なのかというと、妊婦がアルコールを摂取すると胎児性アルコール症候群が発症する可能性があるからです。

胎児性アルコール症候群になると、低体重、奇形、脳障害などの先天性疾患を招く恐れがあります。妊娠中に胎盤を通して胎児にアルコールが届くことで、発育に悪影響を及ぼすのです。

また、胎児性アルコール症候群はアルコールの摂取量によって変化することはありません。少量でも発症する可能性はありますし、毎日コップ1杯のアルコールを飲んでいても発症しない場合もあります。

ここでワンポイント胎児性アルコール症候群は妊娠中にアルコールを飲まなければ確実に発症することのない疾患なのです。そのため、妊娠中は絶対にアルコールを避けるようにしましょう。

海外では適量摂取であれば問題ないとも言われていますが、外国人と日本人では身体の作りが違います。どうしてもアルコールが飲みたい場合は、アルコールフリーのドリンクを飲むようにしてください。

栄養ドリンク

妊娠中は栄養をつける必要があります。どうしても動きたくないとき、妊娠中だけど仕事が立て込んでいるとき、身体が辛いときなどに頼りになるのが栄養ドリンクです。

しかし、基本的に妊娠中に栄養ドリンクはおすすめしません。なぜなら栄養ドリンクにはカフェインや甘味料が多く含まれているからです。

栄養ドリンクは健康的にするため、頭をすっきりするため、アドレナリンを出すため、通常のドリンクよりも沢山のカフェインが含まれています。妊娠中に飲むと、カフェインの過剰摂取につながる可能性があります。

ここでワンポイント最近では、妊娠中でも飲める栄養ドリンクも増えてきました。特にノンカフェインで栄養補給に最適な栄養ドリンクは、妊婦でも安心して飲むことが出来ます。

実際に、用法用量に妊娠中の体力作りに、との記載がある栄養ドリンクもあるほどです。寝る前に飲むことで、安眠効果をもたらしてくれる栄養ドリンクもあります。

栄養ドリンクは毎日飲むという訳でなければ、そこまで心配をする必要はありません。しかし、もし妊娠中に 栄養ドリンクを飲むのであれば、妊娠中でも飲むことができるものをチョイスしましょう。

インスタント食品

つわりで食べられるものがない、食事を用意する気力がない、という場合に食べてしまいがちなのがインスタント食品です。妊娠をすると、急にインスタント食品が食べたくなるという人もいるようです。

しかし、妊娠中はインスタント食品は推奨されていません。これにはさまざまな理由があります。まず第一に、油分や添加物です。

インスタント食品には多くの油分や添加物が含まれていて、人によっては下痢や嘔吐を起こす可能性があります。免疫力の低い妊婦が食べることで、身体に不調が起こる可能性が高いのです。もちろんカロリー面も心配です。

次に塩分です。インスタント食品には塩分が多く含まれています。食べ過ぎると高血圧症候群になる可能性があります。

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妊娠中に高血圧になると、身体のむくみが起こるなどして、流産早産のリスクがあがります。場合によっては胎児の知能障害や成長障害が起こる場合もあるでしょう。

インスタント食品はただでさえ健康に悪い食品です。たまに食べる程度であれば問題ありませんが、毎日のようにインスタント食品を食べる生活は続けないようにしましょう。

妊娠初期は食べ物のバランスを心掛けよう

妊娠中、特に初期はNG食材が多いです。NG食材を食べることで先天性障害のリスクを高める可能性がありますし、流産などのリスクも下げることが出来ます。

妊娠初期は胎児の身体の重要な器官が作られている時期です。だからこそ、ちょっとした食事が大きく関わってきます。

また、妊娠中は免疫力が低下している時期です。なぜ免疫力が低下しているのかというと、胎児を育てるためです。胎児を菌やウイルスだと思い除外させないために、免疫力を低下して育てています。

だからこそ、妊娠中は平常時では感染しないような感染症にかかったり、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。また、栄養自体は行き届かない時期でも、胎盤を通して胎児に送られてしまう成分もあるのです。

妊娠初期の必須栄養素は葉酸

妊娠初期は栄養補給がとても大切な時期です。NG食材を除外することはもちろん、しっかりと栄養を補い、身体を健康に保ち、胎児をすくすく育てるようにしましょう。

しかし忙しいとなかなか栄養を摂ることが出来ない、特に妊娠初期は栄養を十分に摂れないという人も多いでしょう。そんなときにおすすめしたいのが、葉酸サプリメントです。

葉酸は妊娠初期に摂るべき栄養素だといわれています。葉酸を摂取することで、妊娠初期に起こりやすい、先天性の障害や流産などのリスクを下げることが出来ます。

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妊婦用葉酸サプリの中には、葉酸以外にも妊婦に必要な栄養素がたっぷりと含まれているものもあるので、自分にあったものを選んで飲むようにしましょう。

サプリメントはあくまで栄養補助であり、妊娠中の栄養補給をサプリメントだけに頼ってはいけません。しかしサプリメントを飲むことで、必要な最低限の栄養を簡単に補給することが出来ます。

栄養不足になりやすい妊娠初期だからこそ、サプリメントから栄養を補ってみてはいかがでしょうか。食事からの栄養が一番ですが、妊娠初期はサプリメントからの栄養も十分に効果を発揮してくれます。

まとめ

妊娠中に食べてはいけないものは沢山あります。しかしその多くが匙加減の問題で、食べ過ぎなければ問題ない、過剰摂取が問題であるものばかりです。

もちろん極力避けることが大切ですが、ストレスをためすぎない程度に心がけるようにしましょう。絶対にNGな食材のみ避け、過剰摂取が問題の食品は意識して控えるだけで十分です。

妊娠中で大切なことは、偏った生活を送らず、バランスの取れた食生活を心がけ、さまざまな食品から良い栄養を吸収することです。

つわりが酷いときはサプリの利用がおすすめ

しかし妊娠中、特に初期は思うように栄養を補うことが出来ない場合もあります。せっかく摂った栄養を、つわりのせいで吸収することが出来ない可能性もあります。

だからこそ、サプリメントの出番です。体調のいいときにサプリメントを飲むことで、栄養補給につながります。妊娠初期で栄養が不十分なときに、不足した栄養を補うことが出来るんです。

もちろん初期だけではなく、中期、後期、臨月、そして産後も栄養は大切です。普段以上に栄養が必要な時期ではありますが、思うように栄養を吸収できない時期です。サプリメントに頼って、栄養バランスを保ってみてはいかがでしょうか。

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  • 妊娠初期はなにもしなくても胎児の栄養は補えるが、母体が不健康な状態になってしまう
  • 妊娠初期に気をつけなければいけない食品は14種類ある
  • 妊娠初期は葉酸を摂るのが重要。つわりで摂るのが難しい場合は葉酸サプリを頼る