妊活・不妊

妊活中といえば葉酸が大切!妊娠中に不足すると5つの危険性がある!

妊活中といえば葉酸が大切!妊娠中に不足すると5つの危険性がある!

妊娠中の女性や妊活中の女性は、葉酸を食べ物からだけではなく、サプリメントを使って毎日しっかり摂取することが、厚生労働省から推奨されています。

これは、女性が妊娠に気づく前の妊娠超初期に、胎児が葉酸を必要とするためです。妊娠1週~3週辺りの時期は、胎児の中枢神経や脳などが作られる時期で、葉酸が不足してしまうと先天性異常が起こるリスクがとても高くなってしまいます。

葉酸は食べ物から摂ることができる栄養成分ですが、食べ物から摂るのは吸収率があまり良くありません。そのため、胎児の健康を考えると、食べ物から毎日一定量の葉酸を摂ろうとするよりも、サプリメントを使って簡単に取る方が便利で確実な方法といえるでしょう。

葉酸とは?どんな栄養素?

葉酸とはビタミンBの一種で緑色をした野菜に多く含まれている成分です。野菜だけではなくレバーなどの動物性食品からも摂ることができるという特徴があります。葉酸には、ポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型とがあります。

食品に含まれているのはポリグルタミン酸のものがほとんどで、これは体内に入ると消化分解されてモノグルタミン酸に変化したうえで体内に吸収されることになります。一方、サプリメントなどに含まれている葉酸はモノグルタミン酸が圧倒的に多いです。

ポリグルタミン酸とモノグルタミン酸とで、どちらが体内への吸収率が良いかというと、圧倒的にモノグルタミン酸の方が優秀です。

食品中の葉酸の相対生体利用率はプテロイルモノグルタミン酸と比べ、25~81%と報告されており、2015年度版日本人の食事摂取基準では食事性葉酸の相対生体利用率を50%としています (1) 。

食品から葉酸を摂取しようとしても、吸収率が25%~80%程度なのであまり効率的ではなく、十分な量の葉酸を摂るためには、かなり多めの量を毎日食べなければいけないことになります。

しかしサプリメントを利用すれば、効率的に葉酸が摂れるだけでなく、どんな食生活やライフスタイルでも確実に葉酸を毎日摂ることができるわけです。

厚生労働省が推奨しているのも、妊娠初期には赤ちゃんのためにも食べ物だけに頼るのではなくてサプリメントを使用して十分な葉酸を摂りましょうということです。

妊娠中の葉酸の働き

妊娠していない人でも体は葉酸を必要としていますが、妊娠中にはお腹の中で赤ちゃんが形成される大切な時期になるため、葉酸は特に意識してしっかりと摂ることが必要です。

私達の体が細胞分裂をする時には、細胞内のDNAが新しく生成された細胞にコピーされます。この時、正常にコピーする機能をつかさどっているのが葉酸の役割なのです。

葉酸が大事なのはわかったけど、妊娠中って栄養が優先して赤ちゃんに送られるんじゃないの?

妊娠中には胎児に優先的に栄養成分が送られますが、それでもママさんの体内で葉酸が不足してしまうと胎児の成長に必要な葉酸が確保できず、胎児に先天異常が起こる確率が高くなってしまいます。

葉酸は、胎児だけでなく妊婦にも必要な栄養成分でもあります。食事から葉酸を積極的に取っているつもりでも、食材から摂る場合には体内への吸収率があまり良くないため、胎児に優先的に葉酸が使われて母体の側で葉酸不足になってしまうこともあるでしょう。

そうすると、体内の細胞分裂が正常に行われにくくなってしまい、造血作用が上手くいかずに貧血が起こりやすくなったり、精神的に不安定な状態が起こりやすくなったり、動脈硬化などにかかりやすくなってしまうリスクが考えられます。

葉酸は妊娠していない人にとっても必要な成分ですが、妊娠中には母体と胎児の両方が必要とする成分なので、サプリメントを使ってしっかり摂ることがとても大切です。

葉酸が不足すると赤ちゃんにどのような影響を及ぼすのか

葉酸は、DNAの作用に大きく関係する栄養成分で、不足すると妊娠中の女性の場合には、胎児への深刻な影響が懸念されます。

どんなに健康な食生活を心がけている人でも、葉酸という成分は食べ物から摂る場合には吸収率がそれほど良くないため、しっかり栄養を摂っているつもりでも十分に摂れていない事態が起こりやすいものです。

妊娠中に葉酸が不足すると、胎児にはマイナスの影響が出やすくなります。血液の生成が上手くできずに胎児貧血が起こりやすくなったり、神経管閉鎖障害のリスクも高くなります。

また、葉酸はDNAの生成に大きな役割をしているため、不足すると胎児の細胞分裂機能が正常に行われにくくなってしまい、流産のリスクが高まったり、早産のリスクも高くなってしまいます。

1.胎児貧血

妊娠中の葉酸不足によって起こる異常の一つに胎児貧血があります。これは何かの原因によって赤ちゃんに十分な血液が送られなくなってしまうという疾患で、妊娠中期から後期にかけて起こりやすい異常の一つと言われています。

胎児貧血が起こる原因には、母体と胎児との血液型不適合があるほか、葉酸不足によって細胞分裂が正常に行われない巨赤芽球性貧血もまた、原因となることがあります。

巨赤芽球性貧血というのは、ビタミンB12と葉酸が上手く体内に吸収されないために細胞分裂が正常に行われず、それによって引き起こされる貧血のことです。

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葉酸は血液を作る造血作用にも大きな関わりがあり、葉酸が不足してしまうと赤血球細胞が未熟な状態で大きさばかりが巨大化するという症状が起こりやすくなります。

未熟なために赤血球が果たす役割を果たさないまま壊れてしまい、結果的には血液内の赤血球の数が減少し、貧血が起こってしまうわけです。

胎児貧血になると、お腹の中の胎児に十分な血液が送られなくなり、それが早産や流産、胎児の先天異常などを引き起こす可能性が高くなります。もしも妊婦健診で胎児貧血と診断されたら、すぐに入院治療が必要となるケースが多いようです。

2.神経管閉鎖障害の危険性

妊娠中の葉酸不足によって引き起こされる胎児異常の一つに、神経管閉鎖障害があります。これは妊娠超初期に起こりやすい胎児異常です。

妊娠超初期の4週から5週目あたりには、赤ちゃんの体内で中枢神経が作られる大切な時期となります。

この時に、DNAの生成に大きな役割を担っている葉酸が不足してしまうと、細胞分裂が正常に行われないために中枢神経が正確に作られなくなってしまいます。

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人間の中枢神経は脳や脊髄などをつないでいますが、その元となるのが妊娠超初期に作られる神経管なのです。神経管閉鎖障害は、中枢神経の上部がふさがらないのか、それとも下部がふさがらないのかによって起こる胎児異常が異なります。

神経管の上部がふさがらない場合には無脳症となり、これは神経管から脳が正常に形成されずに大脳と頭蓋が欠損してしまうという先天異常です。

妊娠14週目あたりにはエコー検査で診断できます。流産や死産のリスクは高くなりますし、もし生まれても脳がないと生きることができないため、出生後すぐに死亡するケースがほとんどです。

神経管の下部がふさがらないと、二分脊椎症が起こります。これは脊椎の中にとどまるべき脊髄が神経管の外に出てしまうという胎児異常で、下半身麻痺や排尿・排泄障害、性機能障害が起こりやすくなります。

3.流産の危険性

流産とは、お腹の中で赤ちゃんが異常を起こしてそれ以上の成長が出来なくなると、母体が胎児を外に押し出してしまうという現象です。

流産には「胎児に原因」と「母体に原因」の2つありますが、母体に原因がある場合には安静にしたり入院治療を受ける事で流産を食い止めることは可能です。しかし胎児に原因がある場合には、どんな手を尽くしても流産を食い止めることはできません。

妊娠中に葉酸が不足して流産となる場合には、胎児に原因があるケースが多いです。葉酸はDNAの働きに貢献しているため、葉酸が不足すると胎児の細胞分裂が正常に行われなくなってしまい、健康に育つことが難しくなってしまいます。

妊娠の超初期でママさんが妊娠を自覚していない時期に葉酸が足りなくなると、流産のリスクが高くなりますし、安定期と呼ばれている妊娠中期から後期にかけて葉酸が不足してしまうと、胎児貧血を起こして流産のリスクが高まります。

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4.早産の危険性

通常の場合、胎児はママのお腹の中で生まれてきてもサバイバルできる状態になってから生まれてくるものです。その準備ができるのが一般的には妊娠38週以降と言われていて、これよりも早くに赤ちゃんが生まれてしまうことを早産と呼んでいます。

早産にはいろいろな原因がありますが、母体の貧血や葉酸不足によって胎児に十分な血液が送られていないこともまた、早産の原因になってしまうことがあります。

お腹の中の赤ちゃんは、母体から優先的に栄養を受けることができます。そのため、もともと貧血気味の人や造血機能が正常に作用していないママさんなどは、妊娠すると自身が貧血を起こしやすくなってしまうのです。

葉酸不足による貧血って流産や早産の原因になってしまうんだ…。どうすれば、改善できるの?

症状を改善するためには、造血細胞を活性化させて血液を作る機能を正常に働かせることが必要で、そのためには葉酸という成分が必要不可欠となります。

葉酸は食べ物から摂る場合には吸収率が良くないため、妊娠中に必要な量を食べ物だけでカバーすることは現実的ではありません。そのため、妊娠中には葉酸サプリを活用して、毎日確実に摂れるような工夫をする事が大切です。

特に妊娠後期には胎児もたくさんの血液を必要とするため、貧血気味のママさんは胎児貧血による早産を予防するためにも、サプリメントを使って葉酸を摂ることをおすすめします。

5.子宮内胎児発育遅延

子宮内胎児発育遅延とは、お腹の中で胎児の成長が止まってしまったり遅くなってしまうという胎児異常の一種です。

子宮内胎児発育遅延はいくつかの原因によって起こりますが、胎児自身に先天異常があったり、母体が栄養失調や貧血などで胎児に十分な栄養を送れていない場合などが多いです。

しかし中には原因不明な場合もあるため、かならず原因を突き止められるというわけではありません。このうち、母体側に原因があって子宮内胎児発育遅延が起こっている場合には、治療したり予防することはある程度可能となります。

特に母体が葉酸不足で造血機能が正常に作用していない場合などには、葉酸サプリを使って造血機能を活性化してあげることによって、母体にも胎児にも十分な血液が送られ、胎児も十分な栄養を血液から受け取ることができるので健康な成長が見込めます。

葉酸が毎年1300人の赤ちゃんを救う

厚生労働省では、妊娠中の女性はもとより妊活中の女性でも、サプリを使った葉酸の摂取を意識するようにと推奨しています。

葉酸は食べ物から摂ることができる栄養成分ですが、食べ物だと吸収率が良くないため、妊婦に必要な葉酸量を毎日しっかりと摂るためには、かなり大量の食事をしなければいけません。

妊婦は、葉酸不足だけでなく肥満予防などもしなければいけませんし、妊娠初期にはつわりなどで食べられない時期があったりするため、食事から毎日しっかり葉酸を一定量取る事は難しいでしょう。

しかしサプリメントなら無理なく誰でも摂れるのでおすすめですし、サプリの葉酸は吸収率が良いモノグルタミン酸が使われているため、効率的に摂取できるというメリットがあります。

注意してね!葉酸不足による胎児の先天異常や流産、早産は、毎年起こっています。これは、サプリを使った葉酸摂取が徹底されていない点、また妊娠が分かってすぐに産婦人科を受診しないために起こってしまうことが原因と考えられています。

妊娠中に葉酸不足にならないように葉酸摂取が重要

妊娠中には葉酸不足が起こりやすいと言われています。これは、日本人女性は普段からダイエットをしている人が多く、食事の量そのものが少ないという点があります。

さらに、葉酸という栄養成分は食べ物から摂ることはできますが、食べ物から摂ると吸収率が良くないため、自分では摂っているつもりでも実際には十分に摂れていないということが起こりやすいのです。

また、葉酸は女性がお腹に赤ちゃんがいると気づく前の妊娠4週~5週ぐらいの時には特に必要となります。この時期に葉酸が不足してしまうと胎児の先天異常が起こりやすくなってしまいます。

そのため、葉酸は妊娠に気づいてから摂るのではなく、妊娠を考え始めた妊活中から意識して摂ることがとても大切なのです。

葉酸の推奨摂取量

時期 付加量
妊娠計画中(妊活) +400μg
妊娠初期 +400μg
妊娠中期・後期 +240μg
産後 +100μg

平均摂取量はどれくらい?

年齢 平均摂取量
20歳~29歳 229μg
30歳~39歳 240μg
40歳~49歳 244μg

葉酸が不足する人の特徴

葉酸は、毎日栄養バランスを考えた食生活をしている人でも、不足しやすいという特徴があります。その理由は、食べ物から摂る葉酸はポリグルタミン型葉酸で、体内への吸収率があまり良くないからです。

毎日健康的な食事をしている人でも不足しやすいのですから、お腹に赤ちゃんを授かる以前からダイエットなどで食事の量を減らしていたり、特定の食材ばかりを集中的に食べるような食事系ダイエットをしている人は、葉酸は不足しやすいと考えられます。

食生活の内容によっても、葉酸不足は起こりやすくなります。葉酸は植物性食品と動物性食品のどちらにも含まれていて、その中でも多く含まれている食材は、茹でたあさつきや枝豆、アスパラガス、ウナギ、生うになどがあります。

動物性食品から葉酸を摂るなら何がおすすめなの?

動物性食品から葉酸を摂るのなら、いくらや生ガキ、茹でたフォアグラなどを食べるのがおすすめですよ。

葉酸を多く含んだ食材

葉酸を多く含む食材はたくさんあります。葉酸という成分名には「葉」という文字が入っているため、野菜に多く含まれている栄養成分なのかとイメージする人は多いのではないでしょうか。確かに、葉酸を含む野菜はたくさんあります。

例えば、茹でた枝豆、茹でたアスパラガスなどは100g当たり200μg程度摂ることができるので、ぜひ積極的に食べたい食材と言えるでしょう。その他には、ブロッコリーやほうれん草などがありますが、いずれも茹でた状態で食べるのがおすすめです。

動物性食品から葉酸を摂ることもできます。ただし、植物性食品の場合には茹でるなどの調理をした状態で摂りやすいのに対して、動物性食品の場合には生食した場合で葉酸含有量が計算されることが多いという点に注意しなければいけません。

例えば、牛や鶏肉の肝臓は、葉酸が多く含まれている食材の中ではトップレベルなのですが、そのためには生食しなければいけません。

ここでワンポイントちなみに、動物性食品で葉酸を多く含んでいる食材には、牡蠣の生食、ウナギの生食、ホタテ貝やウニ、いくらなどがあります。

妊娠前から妊娠初期は厚生労働省がサプリからの摂取を推奨している

妊娠している女性でなくても、葉酸という栄養成分は細胞分裂やDNAを正常に機能させるために必要です。

しかし妊娠初期の時期には葉酸不足によって深刻な胎児の先天異常を引き起こすリスクが高くなるため、厚生労働省では意識して葉酸を摂取することを勧めています。葉酸不足によって胎児の先天異常リスクが高くなるのは、妊娠4週目~5週目あたりです。

この時期にはまだ母体は妊娠を自覚していないことが多く、食生活や生活習慣などが理想的ではないことが多いのです。

食品からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日0.4mgの葉酸を摂取すれば、神経管閉鎖障害の発症リスクが集団としてみた場合に低減することができる旨情報提供を行うこと。

妊娠に気づいてから慌てて葉酸サプリを飲んだとしても、その頃には胎児の中枢神経管はすでに作られてしまっているため、場合によっては時すでに遅しという可能性もあります。

そこで、厚生労働省では、妊娠中の女性はもちろん、赤ちゃんが欲しい妊活中の女性に対しても、サプリメントを使った葉酸の摂取を推奨しているというわけです。葉酸サプリは用量を守れば過剰摂取になる心配もありません。

葉酸という成分は、妊娠期間中はもちろんのこと、出産した後にも必要となる栄養成分なので、妊活をきっかけに葉酸サプリを始めて、その後出産後や断乳後でもずっと続けているという人はとても多いです。

過剰摂取には注意!過剰摂取したときの症状と耐容上限量

どんなに健康効果が高い成分でも、過剰摂取してしまうと健康被害を引き起こすリスクは高くなってしまいます。

妊娠初期には母体はもとより赤ちゃんにとっても必要となる葉酸は、不足すると細胞分裂が正常に行われずに胎児の先天異常や流産などを引き起こすリスクが高くなります。

そのため厚生労働省でもサプリを使って毎日確実に摂ることを勧めているわけですが、体に良いだろうと思って用量を守らずに大量摂取するのは、過剰摂取によるリスクがあるため危険です。

まず、葉酸の目安量を大きく超えた1mg~10mgを摂取すると、葉酸過敏症という症状が起こりやすくなります。これは蕁麻疹が出来たり呼吸障害、発熱などが起こります。

葉酸を過剰 (1~10 mg) 摂取すると、発熱・蕁麻疹・紅斑・かゆみ・呼吸障害などの葉酸過敏症を起こすことがあります。

妊娠中に葉酸を過剰摂取することによって、生まれてきた子供が小児喘息にかかるリスクが1.26倍に上昇するという統計もあります。つまり、母体だけではなく胎児にとってもマイナスの影響が出てしまうわけです。

食事から葉酸を摂る場合には、吸収率が良くないので過剰摂取の心配は必要ありません。しかしサプリを飲む時には、用量はきちんと守りましょう。

まとめ

葉酸という栄養成分は、老若男女を問わずに必要な栄養成分で、食べ物から摂ることができます。しかし食べ物から摂るのでは吸収率が良くないため、毎日必要な量を確実に摂るためには、サプリメントを利用する方法がおすすめです。

特に妊娠中には、葉酸不足が赤ちゃんの深刻な先天異常を引き起こす可能性が高くなりますし、流産や早産のリスクも高くなってしまいます。

妊活中の時期から、葉酸はサプリメントを使って毎日一定量を摂るように心がけるのが良いでしょう。

食生活や生活習慣に影響されずに毎日手軽に摂れますし、栄養バランスを考えた食生活をしながらサプリを摂ることを前提に開発されているため、サプリを飲んでいるから食生活を調整しなければいけないということもありません。

ただし、サプリを多めにとる過剰摂取をすると、葉酸過敏症という症状が起こりやすくなりますし、妊娠中だと生まれてきた胎児が小児喘息を発症するリスクが高くなってしまいます。

そのため、くれぐれも用量はきちんと守ってください。用量を守れば、長期間続けてもマイナスの副作用などはありません。

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  • 葉酸とは不足しやすい栄養素で多くの女性が不足している
  • 葉酸は体を形成していく赤ちゃんにとって必須栄養素
  • 葉酸を不足すると流産や早産になる可能性が上がる
  • ダイエットや特定のものばかりを食べている人は葉酸が不足しやすい
  • 植物性食品・動物性食品のどちらにも葉酸は含まれている
  • 厚生労働省は栄養補助食品から摂取するのを推奨している
  • サプリから摂取する場合は過剰摂取に要注意