基礎知識

摂りすぎは厳禁!?妊娠中に赤色系添加物を摂取する3つの危険性!

摂りすぎは厳禁!?妊娠中に赤色系添加物を摂取する3つの危険性!

妊娠中のお母さんが口にする食べ物・飲み物はそのままお腹の赤ちゃんの栄養になります。そのため、多くの妊婦さんは食事や、食事に含まれる成分の安全性・危険性に気を遣うようになりますが、その際に気になるのが添加物の存在です。

添加物には食品を長持ちさせるためであったり、着色して見栄えを良くする目的で添加されるもので、中には植物やエキスなど自然由来の成分を使用しているケースもありますが、現在の法律では天然・合成を問わず「食品添加物」とされています。

今回は食品添加物の中でも、赤色系添加物がどのようなものであり、妊婦さんや赤ちゃんの健康にどのように影響するのかについて解説します。

赤色系添加物とは?加工食品に使われるもの

では、そもそも赤色系添加物とはどのような添加物なのでしょうか。赤色系添加物とは、その名称からも察することができる通り赤い色の添加物で、食品を赤く着色することを目的としています。

着色料と言われてもピンとこないかも知れませんが、実は私達にとってはとても身近な食品添加物の一つです。

赤色系添加物は食品の見栄えを良くするために使用されることが多く、かまぼこの表面のピンクや、ソーセージ・ベーコンなどの加工食品に使用されることが多いです。赤い方が美味しく見えると言うことで、タラコなどに使用されることもあります。

食品添加物は海外では使用禁止になっていることも多く、日本でも食品添加物に敏感な消費者が増えています。

食用赤色〇号

一口に着色料と言ってもその種類は多岐にわたっていますが、赤色系の着色料の中でも代表的なものは「赤色○号」と呼ばれるものです。

赤色○号は食用タール系色素と言う添加物で、食用赤色2号や食用赤色3号、食用赤色40号や食用赤色102号など12種類があります。この中でも特に気を付けたい赤色系添加物は食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色102号、食用赤色104号、食用赤色106号です。

食用赤色2号は清涼飲料水やお菓子に、食用赤色3号はハムやタラコなどの加工食品に、食用赤色106号は調理パン・おにぎりの具に使用されています。どれもコンビニやスーパーで普通に売っている食品であり、日頃から食べていると言う人も多いでしょう。

特に清涼飲料水は身体に良かれと日常的に飲んでいる人も多く、水と言う無色透明で無味無臭と言う特性を持つが故に、添加物が入っているとは気付かないで飲んでいることも多いです。

クチナシ赤色素

クチナシと言う植物をご存知の方は多いかと思います。クチナシはアカネ科の植物で、当然天然のものなのですが、このクチナシからとれる実が添加物として使用されます。

例えば水やアルコールによってクチナシの実から抽出されたり、加水分解によって、クチナシ黄色素が得られます。お正月に食べる栗きんとんの鮮やかな黄色は、このクチナシ黄色素によって着色されています。

クチナシ赤色素をはじめ、クチナシ色素は自然由来の食品添加物として食品だけでなく化粧品などにも利用されており、幅広いジャンルで見掛ける添加物なのですが、そうなるとなおのこと気になるのは安全性です。

クチナシ色素はラットを用いた実験で、定期的かつ大量に口にしなければすぐに影響のある毒性はないと証明されています。

クチナシ色素は妊娠中に摂取しても問題はないってことでいいよね?

そうですね。ただ、クチナシ黄色素に関しては安全性に疑問が持たれているため、念のため気を付けた方が良いでしょう。

ベニコウジ色素

カビの一種に、ベニコウジ菌があります。このベニコウジ菌の培養物を乾燥させ、粉砕した後にアルコールや有機溶媒によって抽出すると、モナスコルブリンやアンカワラビンを主成分とする赤い色素が得られます。

ベニコウジ色素の安全性・危険性についてですが、短期間の間であっても適切な量を摂取する分には問題ありません。しかしそれはあくまで一般的な大人の話であり、妊娠中の女性となると話は少々変わります。

元々ベニコウジ色素には、胃炎・腹部の不快感・肝臓酵素活性の上昇などの事例が報告されており、加えて妊娠中の女性が摂取したことによる母胎や胎児、母乳への影響に関してのデータは殆どありません。

妊娠中の女性に悪影響を及ぼしたと言う報告が無いとは言え、妊娠中はできるだけ避けた方が良い色素であると言えます。

ベニバナ色素

油などでも知られているのがキク科のベニバナですが、このベニバナからも色素が得られます。例えば黄色素なら、ベニバナから水で抽出されたサフロミン(カーサマスイエロー)とと言うフラボノイド系の物質を主成分としたものが得られます。

天然素材で作られた色素であるベニバナ色素は赤色○号などに比べると安全性が高いとされており、人体への影響も少ないと言われています。赤ちゃんへの影響も少ないことから、妊婦さんでも過剰摂取しなければ比較的安全な色素です。

ベニバナ色素はアイスクリームや冷菓、乳製品、チョコレート、バタークリーム、ソフトキャンディー、糖衣などのお菓子や麺類に使用されることが多く、日本では昔から和菓子などに使用されてきました。

口にするもの以外ですと、染料として布を染めたり、化粧品に用いられることもあります。数ある色素の中でも、ベニバナ色素は特に日本の歴史と密接に結び付いています。

カロチン色素

カロチン色素はカロテノイド色素の一つであり、カロテンを主成分にしています。カロテノイドとは自然界に幅広く存在している天然色素のことであり、動物や植物から得ることができます。色は黄色か赤であることが多いです。

どのような物質から抽出することができるのかですが、これは本当に幅広く、例えば動物ならば甲殻類や魚、鳥、卵黄です。植物の場合は高等植物の根・葉・花弁・花粉・果実・種子や、藻類、キノコなど。

自然由来の色素と言うことで比較的安全性は高いですが、中にはアナトー色素など注意しなければならないものもあります。

特にサツマイモ、ニンジン、トマト、ディナリエラ藻から抽出されることが多く、主成分のカロテンは人の体内でビタミンAに変わる性質を持っています。そのため食品の色付けだけでなく、栄養強化のために用いられることもあります。

赤色系添加物は危険といわれている3つの噂

赤色系添加物は危険と言われることがあります。元々食品添加物自体が身体に良いものとは言えませんが、その中でも赤色系添加物に絞って危険性を問われるのはなぜでしょうか。

赤色系添加物が危険と言われる理由は幾つかありますが、まず頻繁に挙げられるのが「発がん性物質である」と言う点です。がんは現代医学でも死亡率が高い病気として知られており、毎年年齢を問わず多くの人ががんで亡くなっています。

この他では、組み合わせ次第で有害になり得る、染色体異常を引き起こすなどの理由も挙げられます。ここではこれらの情報について解説していきますので、今後の食生活の参考にしてください。

1.「添加物はがんになる」

食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色102号、食用赤色104号、食用赤色106号と先述しましたが、これは発がんのリスクがあるためです。全ての赤色系添加物が発がん性と言うわけではありませんが、気を付けるに越したことはありません。

赤色系添加物で特に発がん性の指摘を受けることが多いのが、食用赤色2号です。食用赤色2号はアメリカで行われた動物実験によって発がん性の可能性が持たれ、現在アメリカではその使用自体が禁止されています。

食用赤色2号はアメリカで使用禁止になっているんだ!日本はどうなっているの?

摂取することでのリスクが明らかな食用赤色2号ですが、意外にも日本での使用は禁止されていません。これは厚生労働省が使用禁止の措置をとらないでいるためであり、今でも普通に使用されています。

食用赤色2号は市販のお菓子や氷菓などに使用されるため、意識していないだけで口にしている可能性が高いです。

また食用赤色3号は、2世代にわたるラットの動物実験によると、2世代目のラットに明らかな甲状腺腺腫の増加が見られているため、発がん性が全く無いとは断言することができないので、やはり気を付けた方が良い添加物の一つです。

2.「一つひとつは無害でも組合わせ次第で有害になる」

これは赤色系添加物だけに限った話ではありませんが、食品添加物はひとつひとつは人間の身体に無害、あるいは大した影響を与えないものであることが多いです。

しかし複数の食品添加物が組み合わさることで、人体に有害になる可能性があると言う噂が一人歩きをしています。確かに食品添加物には多くの種類があり、現状でもどのような組み合わせが人体に有害であるか全てが解明されたわけではありません。

もちろん大抵の組み合わせは問題ありませんが、万が一有害な組み合わせで食べ物を食べてしまった場合は、健康を損なう可能性もあります。妊婦さんならばお腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼすかも知れないと考えてしまう気持ちも分かります。

プロでも判断しがたいことなので、素人が「この組み合わせは大丈夫」と判断することはできませんが、食品添加物の組み合わせ次第で有害となる可能性があることは確かに心に留めておいた方が良いかも知れません。

3.「染色体異常を引き起こす」

赤色系添加物が危険と言われる理由の一つに、食品添加物による染色体異常があります。染色体異常とは、生まれつき染色体の構造や数に異常がみられ、それが原因で様々な症状や病気が発症すると言うものです。

先天的な病気を持って生まれるリスクや、奇形などの弊害を引き起こす可能性があるため、妊娠中の女性の中には食品添加物を避けていると言う人も多いでしょう。

赤色系添加物には様々な種類がありますが、中でも染色体異常を来す可能性があると考えられており、気を付けたいのは、食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色106号です。

いずれも飲料水やお菓子、加工食品など、日頃何気なく口にしている食べ物に含まれていることが多いです。

注意してね!染色体異常のリスクは赤色系添加物以外に、サッカリンや亜硝酸ナトリウム、硝酸カリウムなどでも認められていますので妊婦さんは注意しましょう。

添加物の摂取は基本的に安全

一部の赤色系添加物には発がん性や染色体異常のリスクが認められていますが、だからと言って全ての食品添加物に危険があるわけではありません。むしろ、大抵の食品添加物は基本的には安全と言えます。

人が口にする成分なので各添加物には十分な検査・実験が行われており、そこで危険性が認められないと判断されたからこそ食品に使用されているのです。

食品添加物が本当に安全かを確かめるために行われる代表的な検査は、やはり動物実験でしょう。一般毒性試験から特殊毒性試験まで、様々な実験を通して食品添加物に問題がないか、安全性・危険性の確認を行います。

実験の中には、一年以上の長期間にわたるものもあります。

添加物は動物実験を行って安全性を確認している

人の口に入る以上、食品添加物の安全性はしっかりと確認しておきたいところです。もちろん企業側も、その食品添加物が本当に安全かどうかはちゃんとチェックしています。

実際に生き物を使った実験では、流石に人間で試すわけにはいかないので、ラットやマウスなどの哺乳動物を使います。このような動物実験には「一般毒性試験」と「特殊毒性試験」の2種類があります。

一般毒性試験とは、実験動物に規定の日数繰り返し与えて毒性がないかを確かめると言うもので、与える日数によって「28日間反復投与毒性試験」や「90日間反復投与毒性試験」、「1年間反復投与毒性試験」に区分されます。

特殊毒性試験は一般毒性試験より様々な種類の試験が行われます。例えば「繁殖試験」では、2世代にわたって与えて生殖機能や生育に問題がないかを調べます。また「催奇形性試験」では、妊娠中の実験動物に与えて胎児に影響がないかを調べます。

ADI(1日摂取許容量)を設定している

前項で触れた通り、食品添加物は様々な試験や実験によってその安全性が確かめられていますが、そこでは「どの程度までならば毒性がないか」についても調べられています。

食べ物の中にも、「多少なら健康には何ら影響を与えないが、過剰摂取をすると健康を損なう」ものが多いように、赤色系添加物をはじめとする食品添加物の中にも「適量ならば安全だが、1日の摂取許容量を越えると健康に害を及ぼすもの」があります。

食品添加物の1日の摂取許容量は、「ADI」と言います。Acceptable Daily Intakeの略称で、ラットやマウスでの毒性試験を経て算出された安全料を、1日あたりの平均値に換算した上で、体重1kgあたりとして求められた数字です。

ADIは、Acceptable Daily Intakeの略で、一日当たり許容摂取量といいます。このADIは、Q4,Q5で説明した安全量を、一日当たりの平均値に換算して、さらに体重1kg当たりとして表したものです。このように決められたADIですので、毎日一生涯その量をとり続けても安全な量になっています。人は、毎日いろいろな食品を食べていますので、たまたま一日だけこのADIを越えて摂取したからといって心配する必要はありません。

ADIの量を守り続けていれば、毎日摂取し続けたとしても安全な量となっています。それこそ一生涯摂取し続けても問題はありません。また、例えこのADIを越えてしまったとしても、たまの1日程度であれば問題ありません。

人間は毎日様々な食品を食べていますから、毎日過剰摂取していると言うことでなければそこまで気にする必要はありません。

毎日過剰摂取さえしなければ安全なんだね!よかった!

安全とはいえやはり過剰摂取のリスクは消えないので、妊娠中の女性は気を付けましょう。

危険といわれている成分は天然にも存在する

現在の日本には、食品添加物や農薬などを悪とし、無添加・添加物不使用の食品や、自然・天然由来の成分が好まれる傾向が強いですが、実はこの考えは必ずしも正しいとは限りません。そもそも自然・天然由来のものの中にも、人体に害を及ぼすものは存在します。

天然由来のものを摂取することで生じるリスクで最も有名なのは、アレルギーではないでしょうか。小麦をはじめとする植物や、乳製品などの食べ物を食べることで引き起こされるアレルギー症状は、時には命を落とすこともあります。

ここでワンポイントアレルギーの他に、カキなどの食中毒や、米・魚などに含まれるヒ素や水銀、カドミウム、その他の有毒科学物質なども人間の身体に悪影響を与えます。

無添加食品には、添加物による防腐・防かび処理が施されていないため、日持ちしないものが多いです。またカビ、細菌、ウィルスが増殖しやすく、食中毒のリスクも高まります。

決して無添加の食べ物が悪い・添加物が良いと言うわけではありませんが、何でもかんでも無添加にこだわるのではなく、無添加には無添加だからこそのリスクがあることは事前に理解しておきたいところです。

複合摂取の不安は食品のほうがある

何かと不安を煽る食品添加物の存在ですが、実のところ複合摂取したところで健康に悪影響を与えることは無いという結果も出ています。そもそも複合摂取ならば、食品添加物より遙かに口にする量が多い食品の方が不安があります。

そもそも食品添加物には、「ここまでならば一生涯、毎日摂取し続けても安全」と言える量が定められているため、複合摂取をしたところで健康への影響は無いと考えられているのです。

また、食品添加物が健康被害を及ぼす、その根拠としている動物実験自体が今となっては古い結果であると言うケースもあります。

添加物を過剰に意識する必要はない

食の安全性が取り沙汰されている昨今、何かと「無添加」や「添加物不使用」の食品に注目が集まりますが、実際のところは無添加・添加物不使用と安全性は必ずしもイコールではありません。

元々、無添加がどのようなものであるのかの定義は無く、法で定められてもいません。

無添加って定義がないんだ…。じゃあ、安全性はどうなの?

実際は安全性とは関係がないと言うのが真実です。また最近では無添加のうたい文句で販売される商品が多く、余計に混乱を招いてしまっています。

本来無添加や添加物不使用の表示は、商品を購入する人が合理的な選択を行う上での助けとなるものですが、不適切な表示をしている商品が増えるにつれ、その選択の妨げになっているのが現状です。

そもそも食品添加物は、健康を害すると言う話はよく聞きますが、実はこの十年の間に、実際に食品添加物による健康被害が報告されたことはありません。

アレルギーの原因は食品添加物だとする意見もあるが、アレルギーは各個人の体質によるものであり、抗原性試験で問題がない食品添加物を原因とすることは正しくない。また、複数の食品添加物の複合作用で、健康に悪影響があるとする意見もあるが、個々に安全性が確認された食品添加物の複合影響については安全性を十分に確保できるとする調査報告がある。

食品添加物がアレルギーの原因とする向きもありますが、これは個人の体質によるところが大きく、食品添加物が原因であるとは考えにくいです。

妊娠中は食べられるものを食べる

お腹の中に大事な赤ちゃんがいると思うと、ついつい食品添加物が入っていない食べ物や、安全な産地のものばかりを選ぶようになり、自然と食べられるものの幅が減ってきてしまいます。

確かに赤ちゃんの健康を願う気持ちは大切ですが、だからと言ってお母さんが何も食べないでいると、お腹の中の赤ちゃんにも栄養が回らず、強い身体を作れなくなってしまうでしょう。妊娠中、栄養面に特に気を付けたいのは、やはりつわり期間です。

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つわり期間中は、今まで好物だったはずのものまで食べられなくなってしまい、人によっては水でも吐き気を覚えてしまうため、必ずしも身体に良いものばかり食べられるわけではありません。

そのような時は、食品添加物が入っているかなどは気にせずに、少しでも身体に栄養とエネルギーを取り込むことを意識しましょう。添加物が入っているからと食事を我慢しては、赤ちゃんにも良くありません。

元々つわり中は食べ物の選り好みが激しくなり、「前は食べられたけれど今は無理」、「それほど好きなものじゃなかった筈なのに食べられる」と、食の変化も大きく変わります。この時ばかりはあまりこだわらず、食べられるものを食べましょう。

妊娠中の栄養バランスが心配な方は葉酸サプリも検討する

健康な赤ちゃんを産むためにも、妊娠中の女性は食事に気を遣った方が良いのは確かですが、だからと言って神経質になり過ぎてはかえってストレスをためてしまい身体に良くありません。

栄養バランスが心配な方は、葉酸サプリを検討してみると良いでしょう。

妊娠に関する情報を調べたことがある方なら、葉酸についても既にご存知かと思いますが、葉酸は厚生労働省をはじめ、国をあげて妊娠中の女性に摂取を推奨している成分です。サプリメントとしても各メーカーから多数販売されています。

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気になるのは葉酸の効果でしょう。無事出産をしても、必ずしも全ての赤ちゃんが健康体で産まれてくるわけではありません。

しかし妊活中や妊娠中に葉酸を摂取することで、赤ちゃんの先天性異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができるのです。この効果は日本だけでなく、世界的にも認められ、証明されているものです。

なお、葉酸を食事でとりたいと言う方もいるかも知れませんが、そもそも葉酸は熱や水に弱い水溶性のビタミンのため、調理の際に失われてしまうことが多いので、サプリメントとしての摂取が推奨されています。

まとめ

お腹に赤ちゃんがいる女性は、無事に我が子を出産するために様々なことに気を付けるようになります。食事はその最たるものでしょう。

最近では赤色系添加物に限らず、食品添加物全般を忌み嫌う風潮にありますので、妊婦さんならばなおさら避けようとするのではないでしょうか。

しかし実際のところ、食品に含まれている添加物には厳しいチェックが行われており、それぞれにADI(1日摂取許容量)が決められています。

ADIは、生涯毎日摂取し続けても健康に害を及ぼさない量であるため、これを守り続ける限りは問題ありませんので安心してください。

食品添加物を全て避けるのは非常に難しく、食事を考えること自体が妊娠中の女性のストレスになってしまう可能性もあります。ストレスは妊婦さんの大敵なので、食事にあまり神経質にならないことをおすすめします。

栄養バランスに対して心配があったり、お腹の赤ちゃんをちゃんと元気に生んであげることができるか不安な女性は、食品添加物にピリピリするよりは葉酸サプリを飲んだ方が良いです。

食品添加物に対する見解は人によって違い、中には明確な論証がされていないものもありますが、葉酸サプリは国が摂取を推奨しています。

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時期別で飲むべき葉酸サプリは異なる? 時期別で飲む葉酸サプリって分けたほう……
  • 赤色系添加物はソーセージやベーコンなどの加工食品によく使用されている
  • 食用赤色2号は発がん性の可能性があり、気をつけた方が良い添加物
  • 添加物の摂取は基本的に安全で考えすぎないのが大切
  • 無添加には食中毒など無添加だからこそのリスクが存在する
  • 妊娠中は添加物を意識するより食べられるものを食べることを意識する
  • 栄養バランスが心配なら葉酸サプリを利用するのがおすすめ