妊活・不妊

不妊の原因になる?妊活中に食べてはいけない食品11選!

不妊の原因になる?妊活中に食べてはいけない食品11選!

ある調査によると、国内で不妊の可能性を疑ったり悩んだりしたことのあるカップルは全体の35%という結果でした。

3組に1組が子供を望みつつなかなか授からないでいるわけですが、実際に医療機関で不妊検査や治療を受けたことのあるカップルは全体で18%程度でしかないとのことです。

つまり、妊活カップルの多くは何とか自力で妊娠成功を目指しているわけですが、そんなベビ待ち夫婦が特に気をつけているのが毎日の食事です。食品や飲み物に気をつけることで妊娠率の高い体を作ることができます。

妊活中の食生活の重要性

アスリートたちがそれぞれのスポーツに適した体作りに励むように、妊活夫婦も「妊娠しやすい体作り」に励まなければなりません。

赤ちゃんがやって来るのは、「赤ちゃんをしっかり守ることのできる体」「赤ちゃんを育てるために必要なものが全て整えられている体」だからです。

「体作り」の基本となるのは、当然ながら栄養素、つまり栄養バランスのとれた食生活です。ところが現代人の食生活は意識しないとすぐに栄養バランスの偏ったものになりがちです。

忙しさも手伝って1日の食事回数も食事の時間もバラバラだったり、外食やコンビニ弁当で済ませてしまったりすることも珍しくありません。

私も食事を作れなかったりして偏っているんだと思うけど大丈夫かな?

数回程度なら問題ありませんが、長く偏った食生活を続けていると、ホルモンバランスが狂い、生理不順や冷え性などのトラブルを引き起こしてしまいます。

そうなると排卵日の特定も難しくなりますし、男性であれば精子の質にも影響が及ぶことが分かってますから、ますます妊娠しにくい体になってしまうのです。

正しい食生活は妊活の基本です。そもそも健康な体を維持していくためにも見直す必要のある分野と言えますね。

誰もいつ妊娠するかわからない

「妊娠中は栄養管理が大切」ということは誰しも認めることですが、実は妊娠が発覚・確定してからでは遅すぎると言われています。

例えば葉酸は胎児の先天異常のリスクを下げる大切な栄養素で、胎児の神経管が形成される受精後1~2ヶ月までに母体に葉酸が十分にないと、二分脊椎といった先天異常のリスクが高まります。

ところが女性自身が妊娠に気づくのも妊娠を確定できる心音が確認されるのも、早くて6週目、大抵の場合7~8週目を過ぎてからです。つまり妊娠に気づいてから葉酸の摂取に励んでも遅すぎるのです。

普段からきちんと栄養が摂れていれば慌てる必要はないのですが、今の日本女性の栄養状態は非常に悪く、戦前と同レベルという意見もあります。

妊活中の女性は勿論、特に意識はしていないものの避妊するつもりもないというカップルは、いつ赤ちゃんがやって来ても良いように今からしっかり栄養管理をする必要があるのです。

妊活中のNG食品一覧

栄養バランスのとれた食事で健康な体を維持することができれば、赤ちゃんもやって来やすい、つまり妊娠しやすい体になります。

逆に赤ちゃんを育てるのに適さない成分ばかり摂っていると、どれだけ妊活に励んでいても赤ちゃんはやって来てくれないでしょう。妊活中はNGと言われている食品・成分とは以下になります。

  • カフェイン
  • 体を冷やす食品
  • トランス脂肪酸
  • ビタミンンAを多く含む食品
  • アルコール
  • 大豆イソフラボン
  • インスタント食品
  • 糖質

またサルモネラ菌やトキソプラズマ、リステリア菌の疑いがある食品にも十分注意するよう言われています。ではこれらのNG食品を1つずつ見ていきましょう。

カフェインが含まれる飲み物

カフェインは少量なら妊活中でもOKですが、大量に飲むと妊娠しにくい体になってしまいます。まず、カフェインには体を冷やす作用があるというのがその理由の1つです。

カフェインには血管を収縮させる作用があるため、血流が悪くなってこれが冷えの原因となるだけでなく、利尿作用によって体から水分を出すときにも体温を下げてしまいます。こうして子宮も冷えると赤ちゃんができにくくなってしまうのです。

またカフェインの利尿作用により、せっかく摂取したカルシウムや鉄分、葉酸などの栄養素が体外へ排出されてしまいます。

更に言えば、カフェインの覚せい作用が睡眠を妨げると、睡眠中に多く分泌されるべき女性ホルモンのバランスが狂ってしまいます。ホルモンバランスが狂うと生理周期が不規則になり、妊娠しにくくなってしまいます。

コーヒーとかどうしても飲みたいのだけどダメかな?

妊活中のカフェインはできれば避けたいところなのですが、カフェインには惑溺性もあるため全く飲まないようにするのは難しいかもしれません。

WHOによると、「妊婦のコーヒー摂取量は1日3~4杯までにすべき」と言われていますから、辞められないという人はこれを目安にしましょう。

体を冷やすもの食材

「冷えは万病の元」と言われますが、この言葉は不妊にも当てはまります。つまり体の冷えは妊活には大敵、というわけです。

そもそも人の体は、冷えると大切な内臓を温めようとして末端の血管をギュッと収縮し、熱を放出させないようにします。これが冷えによって起こる血行不良のメカニズムです。

こうして冷えによって血流が悪くなると、卵巣や子宮への栄養や酸素の運搬も滞り、反応が悪くなって卵の成長に影響したり、子宮内膜の成長が妨げられて受精卵が着床しにくくなってしまったりするのです。

従って、妊活中は特に冷えに気をつける必要があるのですが、うっかりしがちなのが「体を冷やす食べ物」があることです。

体を冷やす食べ物ってどういうものがあるの?

キュウリやナス、トマトといった夏野菜、パイナップルやバナナなどの南国のフルーツ、緑茶やビールなどが体を冷やす物です。

体を冷やす食品が好物!という人も、妊活中は注意が必要です。ただし加熱することで性質が変わるものも多いため、これらの食材全てを避けなければならないというわけではありません。

トランス脂肪酸を含んだ食べ物

トランス脂肪酸とは、植物油の脱臭の為に工業的に高熱処理をしたり、水素を加えることで本来常温では液体であるはずの植物油を硬化油にしたりして作られる、人工油のことです。

代表的なものと言えばマーガリンで、動物性脂であるバターと比べると植物油脂含有量が多く、そのため非常に安価で購入しやすいわけです。

トランス脂肪酸は過剰に摂取すると生活習慣病にかかりやすいため注意が喚起されているのですが、実は妊活にも非常に悪いことが分かっています。まず女性に対しては、トランス脂肪酸の摂取量が多ければ多いほど卵巣能力が低下し排卵障害になると言われています。

更に近年注目されているのはトランス脂肪酸による男性不妊、具体的には精液量や精子量、またその質への影響です。

注意してね!欧米で行われた幾つかの研究結果によると、トランス脂肪酸により睾丸の機能を低下して精子の質を低下させ、精液量やその中に存在する精子の量が少なくなることが明らかになっているのです。

トランス脂肪酸はマーガリンだけでなくショートニングにも多く含まれるので、クッキーやケーキなどの焼き菓子によっても摂取してしまいますし、マヨネーズやドレッシング、それにスナック菓子やインスタント食品などにも多く含まれます。

サルモネラ感染の恐れがある食材

「サルモネラ菌」は食中毒を引き起こす菌の代表的なもので、卵の殻に多く見られるため、基本的に海外では卵を生では食べません。

鶏のお尻にサルモネラ菌が沢山いるので、そこから生まれてくる卵の殻にも付着し、それを割って取りだした生卵にも混ざりこんでしまうと言うわけです。

サルモネラ感染の症状としては、腹痛や嘔吐、下痢、高熱などで、抵抗力の弱い人は敗血症まで引き起こす危険があり、妊婦に関してはサルモネラ感染により流産したケースも報告されています。

妊活中の人にはどういう影響を及ぼすの?

妊活中の方は不妊症を誘発しやすくなるとも言われていますから、妊活中は特に気をつけたいものです。

サルモネラ感染の恐れがあるのは生卵だけでなく、それを用いた自家製マヨネーズなどの食品、鶏や牛レバー、豚肉にも見られます。ただ、サルモネラ菌は75度以上の熱に弱いため、加熱してしまえば心配ないでしょう。

トキソプラズマ感染の恐れがある食材

「トキソプラズマ」は大きさ3μmほどの原虫で、主に口から入って消化管から体内に侵入します。

ただ、トキソプラズマに感染しても正常な免疫力があればその免疫システムが症状を抑え込むため無自覚であることが多く、症状が出たとしても微熱や何となく体調が悪いといった程度で、そのうち自然に治ります。

しかし、妊婦である場合は話が異なります。妊娠中はトキソプラズマに感染すると胎盤を通して胎児に感染し「先天性トキソプラズマ症」になる危険性があるのです。

先天性トキソプラズマ症になると視力障害や精神運動機能障害などの病気を持って生まれてきたリ、ひどい場合には流産や死産になることもあります。ただ、一度感染すれば抗体ができるため、抗体ができた後に妊娠すれば赤ちゃんへの感染の心配はありません。

ヒトが感染すると、多くの場合は無症状で経過しますが、微熱が出る程度の軽い症状を示すことがあります。しかし、妊娠中に胎盤を経て胎児が感染すると、流産や死産を引き起こす原因となるだけではなく、生まれてくる赤ちゃんに脳や眼の障害が生じる場合があります。

妊娠より6ヶ月以上前に感染していれば大丈夫と言われていますが、今まさに妊活中!という人の場合、感染後6ヶ月を待たずすぐに妊娠する可能性もありますから、この時期はそもそも感染しないように気をつけた方が無難でしょう。

トキソプラズマの恐れがある食材としては、ローストビーフやユッケ、牛肉のたたき、馬刺し、レアやミディムステーキ、生ハムなど、しっかり加熱されていない生肉類が挙げられます。

リステリア菌の恐れがある食材

リステリア菌は自然界に広く頒布している人獣共通感染菌で、0~45℃の環境でも発育・増殖します。リステリア菌も主に食品から感染しますが、普通の健康な大人であれば感染したところで免疫力により発症が抑えられて、気が付かないうちに治癒している場合が殆どです。

しかしこれが妊婦の場合、その発症率は通常の20倍にも上がると言われており、「周産期リステリア症」と呼ばれる病気を発症します。

これは母体に対しては風邪やインフルエンザのような症状、倦怠感、頭痛、嘔吐、発熱などを起こしますが、それ以上に恐ろしいのは胎児に与える影響です。リステリア症により胎児敗血症や新生児髄膜炎、新生児敗血症、更には早産や流産の危険まであります。

従って、妊娠を望む妊活中の女性も、リステリア菌には気をつけましょう。リステリア菌の恐れがある食材には、ナチュラルチーズや生野菜、生ハムなどの食肉加工品などが挙げられます。

リステリア菌も高熱によって死滅するので、これらの食品を食べる際には加熱すると良いでしょう。

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは、その名の通り大豆に多く含まれる栄養素です。大豆そのものは良性なたんぱく質で、非常に優秀な食べ物なのですが、こと「大豆イソフラボン」に関しては、妊活中あるいは妊娠中の女性は特に過剰摂取を控えるようにと警告されています。

大豆イソフラボンとは、大豆の胚芽に含まれるフラボノイドの一種で、女性ホルモンの1つであるエストロゲンとそっくりな働きをすることから「植物エストロゲン」ともいいます。

エストロゲンは女性らしい体を作る働きもあることから積極的に摂取する女性も多いのですが、閉経前の健康な女性が食事以外に上乗せして摂取すると生理不順に、更には子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣がんのリスクが高まることが分かっているのです。

また、これはヒト試験での明確なデータがあるわけではありませんが、妊娠動物に対して高濃度の大豆イソフラボンを与えた結果、胎児生殖機能への影響が見られたとの報告もあります。

従って、通常の食事から摂れる大豆イソフラボンまで徹底的に避ける必要はありませんが、サプリメントなどで追加補充することはお勧めできない、というのが厚生労働省の主な見解となっているのです。

ビタミンA(レチノール)を多く含む食材

ビタミンAは脂溶性ビタミンの1つで、人体においては皮膚や粘膜の正常な働きを助ける働きをする栄養素です。それでいて体内で自ら合成できないビタミンであるため食事から摂取しなければならないのですが、逆に摂り過ぎによる過剰症にも注意が必要です。

というのも、ビタミンには水溶性と脂溶性とがあります。水溶性であれば摂り過ぎても余った分は尿として排出されるため過剰症の心配がないのですが、ビタミンAのような脂溶性のものは余った分が肝臓や脂肪組織に蓄積されていくため、過剰症になる危険性があるのです。

ビタミンAの過剰症としては、悪心、嘔吐、眩暈、関節や骨の痛み、脱毛、食欲不振、催奇形性、骨密度の減少などが挙げられます。加えて妊娠中の女性であれば、胎児に先天異常が起こるリスクが高まるという報告もあります。

厚生労働省より注意です

厚生労働省も注意喚起!妊娠初期にビタミンAを過剰摂取した危険性!

ビタミンAの過剰摂取は胎児の奇形に繋がる ビタミン、というと体にいい栄養素とい……

妊娠初期~中期の女性の場合でビタミンAの摂取推奨量は1日650~700μgRAE、耐用上限量は1日2700μgRAEと定められています。ビタミンAを多く含むレバー類、うなぎ、ホタルイカ、鶏卵、プロセスチーズなどの摂取には気をつけましょう。

一方体内でビタミンAに変化し、余った分は尿として排出されるβカロテンなら過剰症の心配がないため、摂取するならこちらの方が良いでしょう。βカロテンを多く含むのは、人参、ほうれん草、春菊、カボチャなどの緑黄色野菜です。

アルコール

妊娠中のアルコールがご法度なのは誰しも認めることですが、実は妊活中の飲酒にも注意が必要とされています。アルコールによって妊娠しにくい体になってしまう危険性があるからです。

まず、アルコールを摂取すると肝臓で分解作業が行われます。この分解作業の課程で発生するのが「活性酸素」で、活性酸素が大量に発生すると健康な細胞にまで酸化させる、つまり錆びさせてしまいます。

この活性酸素により健康な卵子細胞にも影響を与えてしまう危険性がありますし、男性であっても精子の質に影響を与え、精子の運動能力を低下させる危険性があると言われています。

ここでワンポイント肝臓には古くなったホルモンを分解する働きもあり、きちんと分解されれば脳は新たにホルモンを再分泌するよう促します。

正しいホルモン分泌サイクルが維持されるわけですが、アルコールの過剰摂取により肝機能が低下すると、このサイクルに狂いが出て、女性ホルモンがうまく分泌されなくなってしまう可能性もあります。

妊娠前から禁酒は辛いという人もいるかもしれませんが、せめて摂取に努め、体を冷やさないホットワインや焼酎のお湯割りを少したしなむ程度に控えておきましょう。

糖質

妊活中は糖質、特に白砂糖の摂取は控える方が良いとされています。白砂糖はミネラルなどの栄養素を取り除いて作られる「食品添加物」であり、添加物それ自体体を冷やす食品であるのと同時に、原材料であるサトウキビも体を冷やす作用があるからです。

また、妊活中は血糖値の急上昇や急降下を避け、安定させることが大切です。血糖値は食後、特に糖質の過剰摂取によって急上昇しますが、この血糖値の急上昇により「糖化」が起こり、体内のたんぱく質と糖が結びついて老化物質「AGEs」を作ってしまいます。

AGEsが蓄積されると子宮や卵巣、卵子をも老化させ、不妊の原因になってしまうのです。

加えて血糖値の急上昇は、それを何とか下げようとインスリンが大量に分泌され、次いで血糖値の急降下を呼び、低血糖の状態になります。このような血糖値の激しい変化はストレスとなり、ホルモンバランスを崩す原因となって排卵障害を引き起こすとも言われています。

従って、糖質の摂取には気をつけて、特に白砂糖は避けるようにしましょう。甘い物が欲しい時は、サトウキビではなく北海道で採れる「てんさい」を原料にした「てんさい糖」にすると良いかもしれません。

インスタント食品

「インスタント食品」と聞くとカップラーメンを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、レトルトカレーや即席みそ汁、コーンスープの素、冷凍食品や缶詰などもインスタント食品の仲間です。

サッと食べられて味も良く、利用しやすいためついつい手が出てしまう食品ですが、妊娠中は勿論、できれば妊活中も控えたい食品の1つに挙げられます。

インスタント食品が妊活にNGとされているのは、主にそこに多く使用されているトランス脂肪酸、添加物、塩分の多さ、加えて高カロリーになりがちだからです。トランス脂肪酸が卵巣機能や精子の質を低下させることは前述の通りです。

加えて添加物は体を冷やすだけでなく、妊娠すればお腹の赤ちゃんの甲状腺に影響が出ることが分かっていますし、塩分過多は妊娠高血圧症となって赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼします。更に、インスタント食品は高カロリーでありながら栄養価は非常に低い食品です。

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妊娠は痩せすぎでも太りすぎでも難しくなりますが、インスタント食品で「太っているのに必要な栄養素は満たしていない」という最悪の状態になると、妊活も無駄になってしまうかもしれません。

妊活中は食生活のバランスを心がける

健康な体作りは妊活の基本中の基本です。赤ちゃんを育てていける健康な状態であれば、体は妊娠に相応しい状態と見なして赤ちゃんを宿してくれるでしょう。

そんな健康な体は主に食生活によって形作られていきますから、NG食品を避けつつ、栄養バランスのとれた食事を心がけることが何より大切なのです。

食事バランスガイド」によると、バランスの良い食事とはご飯等の主食、野菜などの副菜、魚などの主菜、乳製品、果物を多様な食品で組み合わせることで摂れると言うことですが、それらの食材はできる限り旬の、質の良いものを選ぶと良いでしょう。

栄養バランスに加えて、食事の時間を決めて規則正しく摂ること、早食いをやめてしっかり噛んで食べることも大切です。

妊活中は葉酸摂取が必須

そもそも葉酸とは水溶性ビタミンB群の1つで、たんぱく質の合成を助け、遺伝情報を元に体を作っていく「核酸」と呼ばれる細胞核を形成するのに欠かせない成分です。

このため赤ちゃんの細胞が作られる妊娠中に必要不可欠であり、不足すると二分脊椎症などの神経管閉鎖障害の発症リスクが高まるとして、平成12年12月末に厚生労働省は妊活中及び妊娠中の女性に葉酸の摂取を推奨する文書を発表しました。

その推奨文によると、妊活中の女性、つまり妊娠を計画している女性は1日当たり640μgの葉酸を摂取することが勧められています。

しかしごく一般的な食生活により一定量の野菜を摂取していたとしても、摂取できる葉酸量はおよそ240μg。640μgには満たないと考察されることから、食事にプラス400μgほどの葉酸をサプリメントなどの形で補助的に摂取するよう呼びかけられています。

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赤ちゃんの健康のために必ず葉酸サプリから栄養を摂取

胎児の神経管先天異常リスクを抑えるために葉酸の摂取が推奨されているのは前述の通りですが、通常の食事で摂取できる葉酸の吸収率は50%程度です。

葉酸を多く含むほうれん草に換算してみても、茹でたほうれん草100g当たりの葉酸含有量は110μg、体内に吸収できるのは55μgほどということになりますから、推奨量640μg/日を満たすには、1160gものほうれん草を食べなければならない計算になります。

一方、サプリメントで摂取できる葉酸の体内吸収率は80%です。普通の食事から摂れる葉酸は240μgですから、残りの400μgを摂取するには500μgの葉酸サプリを摂取すれば良いと分かります。

サプリの形であれば1錠にギュッと成分を濃縮させているので、無理なく摂取できるのです。おすすめの妊活サプリは以下になります。

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まとめ

何度も繰り返したように、ベビーがやって来るのは健康な体です。いわゆる「妊活に良い食品」ばかりを食べるよりは、たんぱく質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルの五大栄養素をバランスよく、朝・昼・晩と規則正しく食べることこそ何より大切でしょう。

ただ、現代人の食生活はこの五大栄養素のバランスが偏りがちで、しかも質の悪いものを摂りがちなのが問題です。

同じたんぱく質でも食中毒の危険性のある非加熱の肉類、同じ脂質でも卵巣能力を下げるとされるトランス脂肪酸、更には体を冷やす白砂糖や食品添加物のタップリ入ったジャンクフードで「エンプティカロリー」になりがちと言われています。

勿論妊活のために好物を一切排除してストレスを溜めるのは逆効果ですが、できるだけ栄養バランスを意識して、待ち遠しいベビーを迎えるために少しの間、食べるものに気をつけてはいかがでしょうか。加えて今のうちからしっかり葉酸を摂取しておくこともお勧めです。

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  • 妊活中の食事改善は妊娠しやすい体作りのために行わなければいけない
  • 妊活中は胎児の先天異常のリスクを下げるために葉酸を摂取しなければならない
  • 妊活中に避けるべき食品は11種類ある
  • 栄養バランスの取れた食事にするには食事バランスガイドを参考にする